Xbox 360版が本日5月29日に発売となったカプコンの『ロスト プラネット コロニーズ』。今回は、本タイトルの新要素をあらためてチェックするほか、新たに追加されたキャラクターのリアクションパターンや出現条件を紹介していこう。

オンラインバトルを中心とした新要素に注目

『ロスト プラネット コロニーズ』はオンラインによるマルチプレイが最大の売りとなるタイトルだが、キャンペーンモード(シングルプレイ)についても、前作の『ロスト プラネット エクストリーム コンディション』からしっかりと強化。旧ストーリーモードに加え、スコア制になった「スコアアタックモード」とミッションボスとの連戦になる「トライアルバトルモード」が加わっている。

「スコアアタックモード」。中央にコンボゲージが見える。1体のAKを倒すにも、部位破壊後に本体を倒し、さらにAKが硬ければ近くのドラム缶や車を破壊してコンボを繋げばスコアが高くなる

しかし、やはり注目は「オンラインバトル」面の大幅な強化である。7つの新ルールや4つの新マップ、オンライン専用の武器10種類を追加した豪華な仕様となっているほか、これまでは「敵」でしかなかった"AK"を操作して闘うことができる「エイクリッドハンティング」がもっとも注目すべきポイントといえそうだ。

新ルールの目玉となる「エイクリッドハンティング」。AKとなった人はHUMANを駆逐し、HUMANとなった人はAKを狩る

「ポイントサバイバル」。ゲーマータグの上に表示されているポイントが、倒した人のものになるというもの

「VSデストロイ」。チームのリーダーのみが"VS"に搭乗。相手のVSを破壊または相手の戦力ゲージゼロで勝ち

「エイクリッドエッグ戦」。チームカラーのAKエッグをチームゴールまで運んだ数を競う。チームは赤と青に分かれて戦う

「カウンターポスト」。マップに1つしかないデータポストを起動させている長さを競う

「カウンターエッグ」。個人戦とチーム戦の2種類あるが、基本、AKエッグを持っている時間を競う統一ルールだ


新追加キャラクターのリアクションと出現条件を初公開

『ロスト プラネット コロニーズ』には、オンライン専用で新キャラクター4種と特別ゲスト1名が追加されている。今回は、各キャラクターそれぞれが固有で持つ4種類のリアクションの一部、および出現条件についてを紹介しよう。

豊富なリアクションパターン

オンライン中のコミュニケーションはボイスチャットによる会話なども大事だが、各キャラクタが持っているリアクションを利用すれば、より豊かなコミュニケーションが図れる。リアクションは、STARTボタンと方向パッドの組み合わせで各キャラクターにつき4種類、挑発ポーズやガッツポーズ、フォロウミーポーズに勝利のポーズなどが用意されている。ひとくちに「挑発」といっても各キャラクターごとに用意されており多種多様。例えば、紅賊の挑発は「おしりペンペン」だが、頂賊の挑発は「一礼(お辞儀)」といった感じで、各キャラクターの個性に応じてさまざまなポーズを用意されている。

出現条件もしっかりチェック

これまでのPC版やPS3版の『ロスト プラネット エクストリーム コンディション』における新追加キャラクターの出現条件は、キャンペーンモードのクリアや、ターゲットマークのコンプリートといったものも多かったが、本作では、すべて、「プレイヤーレベル」に応じて出現するように変更されている。プレイヤーレベルは、ランクマッチで獲得できるポイントに応じて徐々に上がっていく。獲得ポイントはゲーム終了時の戦力ゲージの増減で計算されるポイントで、リザルト画面で確認できる。戦力ゲージが表示されないタイプのルールでも、システム内部の戦力ゲージで計算されている。戦力ゲージを増やすには、多くの細かい要因が絡むが、おおまかに言うと、いかに、データポストを起動させつつ、いかにやられず、相手をやっつけ続けているかが数値として現れると考えればよい。

■ヴァルキリア
プレイヤーレベル「30」で出現するヴァルキリアは女性だが、そのリアクションは、非常に頼もしい。「かかってらっしゃい」とばかりに、手招きをする雄雄しさ。銃を掲げてキリリと立つ仕草。それでいて、そこはかとなく女性らしさが漂う。これぞ、姐さんといった貫禄を持ったキャラだ。

出現条件:プレイヤーレベル「30」

「START+方向パッド←」のポーズ

少数で行動する傭兵集団のひとつ。雇い主を問わず、与えられた任務は何が起ころうと完遂する戦闘のプロフェッショナル


■PT-76
PT-76はプレイヤーレベル「50」で出現。STARTと方向パッドの組み合わせによるリアクションは、バックジャンプ後にペッタンコになって見せたり、ブレイクダンスなのかブレイク(故障)しているのかよくわからないダンスを踊って見せたりする、オトボケひょうきんロボのようだ。

出現条件:プレイヤーレベル「50」

苛酷な環境下でも作業が行えるように開発された作業用小型ロボット。元々は命令された単純な動作しか行えなかったが、極寒環境に耐えるための度重なる改良により、運動性能や学習能力が飛躍的に向上、さらには自我を持つに至った


■麗隊(うららたい)
女性の雪賊を! という熱いユーザーの声により誕生した麗隊(うららたい)は、プレイヤーレベル「70」で出現する。麗らかな外見に似つかわしいリアクションも用意されているので、START+方向パッドでいろいろと試してみよう。ちなみに、服のパターンには「お花柄」もある!?

出現条件:プレイヤーレベル「70」

「START+方向パッド↓」のポーズ

各地で存在を確認されている雪賊(ゆきぞく)。自らを麗隊隊員と名乗るが、確認されている容姿にばらつきがあることから、女性だけで構成されている義勇兵団ネットワークの一員と思われる


■フランク・ウエスト
プレイヤーレベル「100」で出現するフランク・ウェストは、なぜかパンツ一丁の裸。したがって、服のパターンも用意されていない。START+方向パッド↑で、なぜか「ずこーっ」と全開脚でずっこけてみたり、START+方向パッド←で、腰をクネクネとくねらせて挑発の踊りを披露したりと、ジャーナリスト魂はどこへやら……、という華麗? なリアクションが特徴的である。

出現条件:プレイヤーレベル「100」

「START+方向パッド↑」のポーズ

「START+方向パッド↓」のポーズ

PC版、PS3版の『ロスト プラネット エクストリーム コンディション』でも友情出演したXbox 360『デッドライジング』の主人公。フリージャーナリストとして危険な現場をかいくぐってきた本能が、何かをかぎつけEDN-3rdに降り立った。タイムリミット無き極寒地獄で、伝説の雪賊「裸賊」に扮して駆け巡る。今回、残念ながらキャンペーンモードでは活躍しない


■イレイザー
イレイザーはプレイヤーレベル「130」で出現。変身ポーズさながらのリアクションが魅力で、ゲーム中、その格好よさでイレイザーの右に出るものはいない。もちろん変身はしない……。

出現条件:プレイヤーレベル「130」

「START+方向パッド→」のポーズ

雪賊の各紛争地で必ず存在を確認されている雪賊。確認された戦闘能力から推測される数値は、人間では到底はじき出せないものであるため、何者かによって開発されたマシン、あるいは自らをマシン化した人間と考えられる。彼を見て生き延びたものはない……


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