雑誌『モーニング』(講談社刊)で連載中の人気漫画『課長 島耕作』シリーズの主人公・島耕作が社長に就任することになり28日、社長就任会見が都内で行われた。作者の弘兼憲史と同作のファンという中川翔子、次長課長がお祝いに駆けつけ、乾杯式も執り行われた。

島耕作が会見場のスクリーンに登場

1983年に連載スタートした『課長 島耕作』シリーズ。"日本で一番有名なサラリーマン"とまで言われるようになった島耕作が、出世の階段を登りつめ、"初芝五洋ホールディングス株式会社"の社長に就任した。スクリーン上に登場したアニメーションの島耕作は「これからのスローガンは『シンクグローバル』。自社や株主の利潤を追求するたけでなく、従業員・関連企業・消費者などといったすべてのステークホルダーの利益を実現できる企業を目指します。高度な技術力をエコロジーに生かし社会に貢献していきたい」と挨拶。団塊の世代に向けては「初心に帰ってのチャレンジです。大きく変化していく今の世界で我々の経験が生かせる場はたくさんあります。頑張りましょう」とエールを送った。

乾杯式にて。左から、原作者の弘兼憲史、中川翔子、次長課長、辰巳琢郎

「ギザがんばって下さい!」としょこたん

お祝いに駆けつけた中川翔子は「島さんのような男性の部下になりたいと妄想してました(笑)。いつまでも女性の憧れでいて下さい」とメッセージを送ると、次長課長の井上は「僕たちはまだ"次長課長"ですけど、ゆくゆくは社長になりたいですね」と語り、河本は「今日はおめでたい席に呼んでもらってうれしい。『次長課長』というコンビ名で良かったと思いました(笑)」と笑わせ、さらに「おかんが団塊の世代なんですよ。島社長、うちのおかんをもらって下さい!」と懇願した。

島耕作というとプライベートよりも仕事を優先する"仕事人間"という設定だが、女性にモテるキャラクターとしても知られている。離婚して以来、独身という自身の再婚については「再婚はどうでしょう? いいタイミングが巡ってくればの話ですね」とリアルな回答で濁していた。新シリーズ『社長 島耕作』は29日発売号からスタートする。