PHP iAddress開発チームは26日、PHPベースの住所録ユーティリティ「PHP iAddressBook 1.0」をリリースした。動作環境はPHP 4.3以降、MySQLやSQLiteなどデータベース抽象化ライブラリ「ADOdb」に接続可能なデータベースエンジンも必要。
今回バージョン1.0のメジャーリリースを迎えたPHP iAddressは、Mac OS X標準装備の住所録ソフト「アドレスブック」との互換性を持つ、PHPベースのWebアプリケーション。シングルユーザ向けに開発され、Webブラウザをフロントエンドとして使うことで、ネットワーク経由で住所録データにアクセスできる。
管理項目 / フィールドの構成がほぼ一致するほか、vCardのインポート / エクスポート機能を備えるなど、アドレスブックとの高い互換性が特徴。ユーザインターフェイスもMac OS X風に統一され、Spotlightライクな検索フィールドが配置されている。テンプレートを利用し、オリジナルのデザインに変更することもできる。
英語以外の言語にも対応しているが、UTF-8以外の文字符号化形式でエンコードされたvCardをインポートする場合は、別途iconvライブラリが必要。日本語もサポートされているが、Webサイト上で公開されているデモ版の翻訳完成度は、38%にとどまっている。