メルセデス・ベンツ日本は、2シータースポーツカーの「SLKクラス」について、出力アップなど大幅な改良を加え、本日より発売する。価格は「SLK 200 コンプレッサー」が563万円、「SLK 350」が743万円。
メルセデス・ベンツ SLK クラスは、1997年に世界に先駆けて自動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」を備えた、同社としては比較的コンパクトなオープン2シータースポーツモデル。今回も、2004年のフルモデルチェンジ時と同様に、エンジンなど基本性能の強化と、機能・装備の充実、内外装デザインのスポーティ性や質感の向上を図った。
性能面では、両モデルともエンジンにチューニングを施し、「SLK 200 コンプレッサー」が135kW(184ps)/5,500rpm(従来比15kW(21ps)アップ)、「SLK 350」は224kW(304ps)/6,500rpm(従来比24kW(32ps)アップ)と大幅な出力アップを実現した。また、SLK 350に組み合わされる電子制御式7速トランスミッションには、シフトショックを軽減する自動スロットルブリッピング機能を採用した。両モデルとも、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」認定を取得している。
また、ステアリングの操舵角に応じてステアリングギア比が変化する「ダイレクトステアリング」を新たに装備。操舵角が小さいときはギア比を15.8と大きくして直進安定性を高め、車庫入れなどではギア比が11.5まで小さくなる。
エクステリアでは、エアインテークやウインカー部分をアロー(矢)デザインとし、ディフューザーデザインのリアスカートなどを合わせてより精悍でスポーティなものとした。ドアミラーは視認性向上のため大型化されている。
インテリアでは、ステアリングホイールやメーターパネルにクロームをあしらった。HDDナビゲーション、地上デジタル放送(12セグ)などに対応した「COMANDシステム」を採用している。
オプションとしては、「SLK 200 コンプレッサー」には「スポーツパッケージ」を、「SLK 350」には、精悍なAMGデザインのフロントスポイラーやリアスカートなどによる「AMGスポーツパッケージ」が用意される。