京阪電気鉄道は23日、京阪線の3ドア・ロングシートの一般車両(7200系)1編成のカラーデザインの変更し、営業運転を開始した。

「3ドア・ロングシートの一般車両(7200系)」

「3ドア・ロングシートの一般車両(7200系)」のカラーデザインイメージ

京阪グループの経営ビジョン「"選ばれる京阪"への挑戦」の実現に向けて、新たな「京阪ブランド」を確立するためにイメージ改革を進めており、その一環として京阪線の車両カラーデザイン一新を決定。その第1弾が今回の3ドア・ロングシートの一般車両(7200系)となった。

これは、京阪電車の伝統色である緑色を残しつつ、下半分に白色を新たに取り入れたもの。沿線乗客に定着した意識感覚と大きなずれを生じさせないよう配慮しながら、現代的なイメージに仕上げたという。

6月下旬からは、2ドア・クロスシートの特急用車両の8000系も伝統色である黄色と赤色を残しながら反転。間に金色の細い帯を入れ、十二単や紅葉などエレガントなイメージを連想させるカラーになる予定。

「2ドア・クロスシートの特急用車両(8000系)」のカラーデザインイメージ

また10月19日の中之島線開業に合わせて営業運転を開始する3ドア・セミクロスシートの中之島線直通優等車両(3000系・新型車両)では、紺・銀・白を使用する。同社によると、「紺色は堂島川や土佐堀川を含む淀川水系の流れを連想させると同時に、京のれんなどの伝統と格式を感じさせる色」とのこと。そこに銀色や白を組み合わせて風流でありながら、現代的な感覚を表現するとしている。

「3ドア・セミクロスシートの中之島線直通優等車両(3000系)」のカラーデザインイメージ