23日、三洋電機は、「MM NAVI」シリーズの車載型ナビゲーション「NVA-MS1280DT」「NVA-MS1180DT」を発表した。NVA-MS1280DTが6月1日発売で価格は18万1,650円、NVA-MS1180DTは6月20日発売で15万5,400円。
両製品とも、今年4月に発売されたポータブルナビ「NV-SB360DT」「NV-SD700DT」と同様に、地図の記録メディアにSSD(Solid State Device)を使用している。SSDはフラッシュメモリーで構成された記憶媒体で、可動部分がないため、HDDやDVDなどといったメディアに比べて、耐振性などの面で有利となる。両機種に搭載されているSSDの容量は、ほぼDVD1枚に匹敵する4GB。4,000万件の電話番号検索、約3,400万件の住所地番検索が可能となっている。また、FM多重VICSに標準でも対応しており、NVA-MS1280DTはオプションを利用することで、光・電波ビーコンにも対応可能だ。運転のエコ度を測定する「新エコドライブ情報」や、過去のVICSデータから渋滞を予測し、時間帯別に渋滞を避けたルートを検索する「統計渋滞情報・渋滞予測機能」も搭載されている。
ディスプレイは、7型ワイドQVGA。ワンセグチューナー、FM/AMチューナーを内蔵するほか、NVA-MS1280DTにはDVDプレーヤー(CPRM対応)、NVA-MS1180DTにはCDプレーヤーが搭載される。
さらにNVA-MS1280DTには、SDメモリーカードスロットも搭載(4GBのSDメモリーカードが付属する)。SDメモリーカードに登録した目的地や経由地などの地点情報が利用できるほか、音楽ファイルの再生も可能だ。対応しているファイルフォーマットは、MP3/WMA/AAC。さらに、搭載されているDVDドライブを使って、音楽CDのリッピングも行うことができる(本体でリッピングを行った場合は、曲名情報などは自動登録されないが、音楽ファイルが保存されたSDメモリーカードをPCに持っていくことで、付属の音楽管理ソフト「BeatJam」で、あとからそれらの情報を記録することができる)。