Standard Performance Evaluation Corporation (SPEC) は米国時間の21日、OpenGLベンチマークソフト「SPECviewperf 10 for Linux/Unix」をリリースした。ファイルサイズは613MB、同社FTPサーバからダウンロード可能。
SPECviewperf 10 for Linux/Unixは、2007年5月にリリースされたSPECviewperf 10をX Window System向けに移植したもの。3DS MaxやCATIA、Mayaといった主要な3D / CADフォーマットに対応した、8種の描画テストが収録されている。
当初はWindows XP / Vista版のみ提供されていたが、マルチプラットフォーム化を進めるという方針に従い、2007年夏にLinuxとMac OS Xへの対応を表明していた。
SPECViewPerf 10は、輪郭線に発生するジャギーを除去する「フルシーン・アンチエイリアシング (FSAA)」や、OpenGL 1.5以降に含まれる描画高速化機能「Vertex Buffer Object (VBO)」など、モダンなグラフィックカードに搭載された描画機能をサポート。マルチコア環境でのマルチスレッド処理が可能になるなど、最新のCPUアーキテクチャにも対応している。