東京都現代美術館と日本テレビは7月26日、アニメーションの新たな魅力を発見する展覧会「高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。スタジオジブリ・レイアウト展」を開催する。本展では宮崎駿監督直筆のレイアウトを中心に、約1,000点を日本で初めて公開する。チケットは日時指定予約制で、24日からは全国のローソン店舗内にあるマルチメディア端末「Loppi」にて独占発売される。東京都現代美術館でのチケット取扱はないとのこと。
本展で公開される"レイアウト"とは、一枚の紙に背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、撮影処理など、そのカットで表現される全てが描かれた映画の設計図とも言えるものだという。現在、分業化が進んだアニメーション制作において、作品に統一感を持たせる上で重要な役割を持っており、1974年に『アルプスの少女ハイジ』(ズイヨー制作)で高畑・宮崎監督が初めて本格的に導入したシステムと言われている。
本展はスタジオジブリと三鷹の森ジブリ美術館の全面協力のもと、『風の谷のナウシカ』から今夏公開の最新作『崖の上のポニョ』まで、宮崎駿監督直筆のレイアウトのほかにも、両監督がジブリ以前に手掛けた作品のレイアウトも展示されるという。
高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。スタジオジブリ・レイアウト展概要
会期 | 2008年7月26日~9月28日 月曜休館(8月11日・18日、9月15日・22日を除く) |
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開館時間 | 10:00~18:00 完全予約制(入場時間区分)10:00/12:00/14:00/16:00の4回 ※入替制ではありません |
会場 | 東京都現代美術館 東京都江東区木場公園内 |
観覧料 | 一般・大学生1,200円、高校生・中学生900円、小学生600円、小学生以下無料 |