コナミデジタルエンタテインメントは20日、Nokiaのモバイルゲームプラットフォーム「N-Gage」に対応した携帯電話向けに、「METAL GEAR SOLID MOBILE」(以下MGSM)を、2008年6月下旬から配信すると発表した。
METAL GEAR SOLID MOBILE(メタルギア ソリッド モバイル) |
N-GageはNokiaによる携帯電話向けのゲームプラットフォームで、当初はゲーム用途に特化したN-Gage専用機種が発売されていたが、現在は全世界で販売されているNokiaの高機能機種「Nseries」などに対応ソフトをダウンロードすることで利用できるモバイルゲームサービスとして展開されている。世界中のユーザーとの対戦や、ゲームコミュニティ「N-Gage Arena」への参加も可能。
「METAL GEAR」は、リアルな3Dグラフィックやカメラワーク、そして綿密なシナリオなどにより好評を博している、コナミを代表する人気ゲームシリーズのひとつ。コナミによれば、シリーズ通算の全世界累計販売本数は2,200万本以上(2007年12月末現在)という。今回の配信内容は、携帯電話向けに新たに制作したオリジナルコンテンツとなる。
MGSMでは、METAL GEARシリーズの特長である「敵に見つからないように潜入してミッションを遂行する」という緊張感や臨場感を再現。また携帯電話のカメラ機能を利用して、主人公のスーツの色を変更したり、一部の操作をカメラで行えるようにするなど、モバイルコンテンツならではの遊びの要素を加えている。
言語は、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語に対応。制作はこれまで通り、METAL GEARシリーズの監督を務める小島秀夫氏が率いる開発チーム・小島プロダクションが行う。なおMGSMは、2007年度の「International Mobile Gaming Awards」で、グランプリとオペレーター・チョイス賞を受賞している。
(あるかでぃあ/K-MAX)