フォード・ジャパン・リミテッドは21日、都内にて8人乗りフルサイズSUV「リンカーン ナビゲーター」を日本に導入し、同日より全国のフォード販売会社を通じて販売を開始する。価格は870万円。

左から代表取締役社長兼CEOのランディ・クリーガー、チーフデザイナーのチェルシア・ラウ

今回日本に導入されるリンカーン ナビゲーターは、「Modern American Luxury」という価値観を内外装のデザインや質感、さらにメカニズムに至るまで徹底的に追及したという。

駆動形式はコントロールトラック AWD。全長5,295mm、全幅2,035mm、前高1,995mmの存在感や広い車内は、まさにフルサイズ・ラグジュアリーSUVと呼ぶにふさわしく、プレミアムカーとしての快適性や品質感を融合したとしている。

エンジンは、水冷V型8気筒。最高出力は224kW(304ps)/5,000rpm、最大トルクは495Nm(50.5kgm)/3,750rpm。トランスミッションは6速オートマチックとなる。

「すべての人にファーストクラスの乗り心地を」と語るチェルシア・ラウ氏

エクステリアはシンプルなラインを使った現代的でエレガントなデザイン。フロントマスクは、リンカーンスターをデザインキーとした格子状グリルを中心に、HIDヘッドランプまでを一体化させた独特なスタイルになっている。またドアミラーやベルトラインなど、各所にクローム・アクセントを配置することによりプレミアムで統一感のあるデザインにしたという。

3列シートの室内は、最大8人の乗員全てが快適に過ごせる空間としている。さらに「デュアルカウル・インテリア・テーマ」と呼ばれる左右対称のデザインをダッシュボードに採用、統一感のある上質なインテルアとしている。

また乗員の体型や運転姿勢により、運転席および助手席の乗員に最適な保護性能を提供するパーソナル・セーフティ・システムを採用するなどしてフルサイズSUVにふさわしいパワーとプレミアムカーならではの安全性を持たせている。

さらにドアの開閉に連動するパワーランニングボード、スマートな開閉ができるパワーリフトゲート、地デジフルセグチューナー内蔵HDDナビゲーションシステムを標準装備している。

個性的なフロントマスク

後部

統一感のあるデザイン

左右対称なデザインの運転席と助手席

大径20インチの7スポーク・クロームタイプのアルミホイール

5.4L 可変バルブシステム付バルブSOHC Triton V型8気筒エンジン