オリンパスの関係会社で、音声コンテンツの販売などを行うラジオカフェは、電子出版物の流通を手がけるモバイルブック・ジェーピーを通じて、携帯電話向けに落語の音声配信サービスを開始した。

文芸作品の朗読、落語などの話芸作品などを提供する「語り系音声コンテンツ」のオンラインショップ「ラジオデイズ」で販売中の落語から10作品を提供する。ラジオデイズはPC向けサイトのため、携帯電話向けの配信はiモード向けサイト「サウンドストーリー」「音の本棚」、iモード・EZwebサイト「声キャス」の3サイトを通じて行う。

初回配信コンテンツは、「噺家の夢」、「片棒」、「黄金の大黒」、「二十四孝」、「居残り佐平次」、「厩火事」(以上6作品は柳家喜多八)、「アメリカン・グラフィティ」(林家しん平)、「えびすの町にビルが飛ぶ」(夢月亭清麿)、「誘拐家族」(春風亭栄助)、「アロエヨーグルト」(三遊亭好二郎)の10作品。コンテンツのラインアップは、今後拡充していく予定だという。

同社では、主なターゲットは20~30代の携帯電話コア世代で、TVドラマや映画などの影響で落語に対する認知度や興味が高まる中、ラジオデイズのファン層を拡大するのが狙いとしている。

(あるかでぃあ/K-MAX)