Microsoftは15日 (米国時間)、PCエミュレータVirtual PCの最新アップデータ「Virtual PC 2007 SP1」の提供を開始した。動作環境はWindows XP SP3 / Server 2008 / Vista SP1。32ビット版と64ビット版の2種類が用意されたアップデータは、同社ダウンロードセンターから無償ダウンロード可能。

今回のアップデートでは、Virtual PC本体を実行するプラットフォーム (ホストOS) として、Windows Vista SP1と先日公開されたWindows XP SP3を正式にサポート。Virtual PCの仮想マシン上で実行されるシステム (ゲストOS) にも、Vista SP1とXP SP3のほか、Server 2008が正式なサポート対象に加えられた。公開されたアップデータは、導入済みプログラムを更新するほか、新規インストールにも利用できる。

Microsoft Virtual PCは、米Connectix社 (2003年に買収) 開発したPCエミュレータをベースとして開発。2006年にはVirtual PC 2004 Windows版の無償提供を開始、現行バージョンの2007も無償で利用できる。Macintosh版も提供されていたが、Intelプラットフォームへの移行に伴い、Virtual PC for Mac Version 7をもって開発は終了された。