今週の家電"売れ筋"週間ランキングでは、家庭でのリラックスタイムに一役買うマッサージチェアの人気機種をチェックしたい。ランキング集計には、売り場面積約5,500坪で都内最大級の品揃えを誇るヤマダ電機 LABI品川大井町店にご協力をいただいた。

5月6日~12日家電"売れ筋"週間ランキング - マッサージチェア編

順位 メーカー 型番
1位 ファミリー FMC-10000
2位 フジ医療器 AS-820
3位 フジ医療器 SKS-1200
4位 三洋電機 HEC-DR6000
5位 ファミリー FMC-8000
6位 松下電器産業 EP3230
7位 松下電器産業 EP1080
8位 松下電器産業 EP1280
9位 ファミリー FMC-1112
10位 三洋電機 HEC-F330G

今回のランキングでは、マッサージチェア専門メーカーであるファミリーのメディカルチェア SOGNO「FMC-10000」が1位に、フジ医療器のサイバーリラックス「AS-820」が2位に入る結果となった。どちらも店頭販売価格40万円前後(同店調べ。※時期により変動あり)となる高額製品である。

ファミリー「FMC-10000」。本体カラーは、ベージュ、ダークグレー、ブラウン、レッド、グリーン、アイボリーの全6色となっている

「FMC-10000」の特長となるのは「ブランコ式エアー押し出しメカ」の採用。これにより、空気の力でもみ玉を押し出しやさしいもみ心地を実現するほか、押し出し幅が最大約7cmというもみ応えのある背中マッサージを提供するのだという。また、第二次成長期といわれる14才ごろの子どもを対象とした「ヤングプログラム」を搭載。子ども向けにリクライニング角度を自動でセッティングし、マッサージの刺激も低減させるなど、家族全員で使える配慮が施されている。一方、559種類という多彩なマッサージ機能をもつ「AS-820」では「電動スライドオットマン」を備え、オットマンが前後にスライドすることで、使う人の体型に合ったマッサージに最適な位置に調節してくれるという。

セールスアドバイザー 山口祐介さん

同店セールスアドバイザー 山口祐介さんは「マッサージチェアという製品の性質上、安さに惹かれてという衝動買いではなく熟考のうえ購入されるお客様が多いので、価格的には高めの製品が売れる傾向がある」と話す。購入層としては「仕事で疲れがたまっているという悩みをもつ30代の方が多いですね。松下製は若い家族層に人気があるという特徴も」とのこと。また、インテリア的な要素が強い製品であるため、「FMC-10000」のような豊富なカラーバリエーションのある製品は好評だという。

販売価格が20万円前後~50万円前後(同店調べ)と価格帯にも幅があり、機能も多彩なマッサージチェア。買うときにはどれにしようかと目移りしてしまいそうだが、価格とデザイン以外では「製品に搭載されている"もみ玉"の数で判断するといいですよ」と山口さん。複雑な動きを可能とする4つ玉を採用した製品が多数販売される中、フジ医療器製では、2つ玉の製品が主流となっており「腰のマッサージを重点的にしたい人にはおすすめ」なのだとか。とはいえ、メーカーごとにもみや押しの強さなども違うため、自分に最適な製品に出合うには、まずは実際に座って試してみるのが一番といえるだろう。