Cyberduck開発プロジェクトは14日 (米国時間)、FTPなど多様なプロトコルに対応するクライアントソフト「Cyberduck 3.0」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.4以降、PowerPCとIntel両対応のバイナリパッケージ (ユニバーサルバイナリ) のほか、GNU GPLv2ライセンスのもとソースコードが公開される。
今回のリリースは、約5年ぶりとなるメジャーバージョンアップ版。2008年4月から提供が開始されたβ版以降は、HTTPベースのファイル共有プロトコル「WebDAV」のほか、ネット通販大手Amazonが提供する有料ストレージサービス「Amazon S3」を新たにサポート。従来のFTP / SFTPに加え、ファイルを取得する経路が増加した。
操作性およびMac OS Xとの親和性も向上。Leopardで追加されたファイルプレビュー機能「Quick Look」をサポート、ブラウザ上でファイルの内容を確認できるようになった。サーバ上のファイルを直接Webブラウザで開く「Web URL機能」や、ブックマーク検索機能も追加された。ファイルの取得状況を表示する「アクティビティウインドウ」や、Mac OS X付属のキーチェーンアクセスから証明書の信頼設定をインポートする機能も用意されている。