松下電器産業は、HDDカーナビステーションシステム「ストラーダ」の「Fクラス」として、"クルマと家がつながる"をコンセプトにした2機種を新たに発売する。発売日はインダッシュタイプの「CN-HX1000D」が6月13日、2DINの「CN-HW1000D」が6月20日。価格はそれぞれ35万4,900円。
同社のHDDカーナビステーション「ストラーダ」は、2003年7月の発売以来、家庭で楽しむ映像や音楽を車内へ持ち込み、クルマを第二のリビングルームにするという提案を行ってきた。今回発売される「Fクラス」では、コンセプトを"クルマの中に持ち込む"から"クルマと家がつながる"へ拡大。ブルートゥース(Bluetooth)を利用し、家庭の電化製品とのリンク機能を強化している。
具体的には、ネットワークカメラ(別売)で撮影した家の中を静止画で確認できたり、DVDレコーダー「DIGA」(別売)を遠隔操作して、テレビ番組の録画予約ができるようになった。そのほか、自宅の照明やエアコンの操作、施錠状況の確認などが可能になる。なお、これらを利用にするにはブルートゥース対応の携帯電話や情報端末が必要になるほか、通信料が発生する。また一部の「DIGA」には対応していない。
カーナビそのものについては、画質・音質を重視。新開発の高画質回路を採用し、デジタルテレビ「ビエラ」で培った高画質処理技術を車載パネル用に再設計。映像シーンの明るさを自動判別し、リアルタイムにバックライトの明るさを制御、コントラストを補正する「液晶AI」も採用した。音質面では、レコーディングエンジニア集団「MIXER'S LAB」が監修し、彼らがチューニングした音質で音楽を楽しめるという。さらに地図画面やメニュー画面のデザインをリニューアルし、視認性や操作性などの基本性能も向上させている。
2機種とも液晶ディスプレイは7V型。フルセグ対応地上デジタルチューナーを内蔵する。DVDドライブは、DVDビデオ、DVD-R/RW、CD、CD-R/RW、MP3(CD)などに加え、本製品ではWMA(CD)、VRフォーマットで記録されたDVD-R/RWにも対応した。iPodにも対応する。