ノルウェイOpera Softwareは13日(現地時間)、携帯電話用Webブラウザの最新版「Opera Mini 4.1」の正式版を発表した。新版では、圧縮速度を50%高速化するなどの機能強化を実施。同社Webサイトから無料でダウンロードできる。
Opera Miniは携帯電話用のWebブラウザ。Webページを携帯電話に配信する前に専用のリモートサーバーで軽量化処理などを施すため、通信データ量が抑えられるという特徴を備える。
最新版では、サーバーをアップグレードし、圧縮速度を前バージョン(Opera Mini 4.0)と比べて50%の高速化を実現した。デスクトップPCと同レベルの速度でWebサイトにアクセスできるという。さらに、JSR-75をサポートした機種では、ネイティブのブラウザを介することなく、ファイルのアップロードとダウンロードが可能。写真やブログを高速にアップロードできるという。また、Webページを保存し、オフラインで閲覧することも可能だ。
このほか、URLの候補表示、ページ内検索、ハイライト、デスクトップ側の「Opera 9.5」とのブックマーク同期などの機能が利用できる。Opera Miniを利用しながら着メロなどのコンテンツもダウンロードできるという。
Operaによると、2007年、Opera Miniを事前インストールした携帯電話は59機種あり、対応携帯電話は合計800機種に及ぶという。
Opera Miniの利用画面 |