「ECLIPSE」への思い入れを熱く語る、富士通テン 代表取締役社長 勝丸桂二郎

富士通テンは、くっきりとした画像表示を可能とするデジタルTFTと地デジチューナーを全機種に搭載した「ECLIPSE」シリーズ2008年夏モデルを発表した。価格は「AVN978HDTV」が35万7,000円、「AVN078HD」が29万4,000円で6月上旬発売予定。また「AVN778HD」が34万1,250円で、「AVN668HD」と「AVN558HD」はそれぞれオープン価格。推定市場価格はAVN668HD が25万円弱、AVN558HD が20万円弱。これら3機種の発売は6月中旬の予定。

またECLIPSEとの組み合わせで、駐車時に真上から位置を確認できるバックアイカメラユニット「BEC308」とアンテナ分離型ETCユニット「ETC108」も発売される。価格は「BEC308」が3万1,290円、「ETC108」が2万4,990円。

オールインワン1DIN AVN +1DIN DTVセパレートモデル「AVN978HDTV」

「AVN978HDTV」は、7.0型WVGAディスプレイや5.1chのサラウンドなどを1DINに凝縮した、オールインワンの1DIN AVNをベースに、専用の1DIN DTVユニットと組み合わせることによって、1DIN+1DINのセパレートモデルを実現。1DINサイズの輸入車でも設置が可能。

ECLIPSE AVN978HDTV 1DIN+1DINのセパレートモデル

ECLIPSE AVN978HDTV 正面

携帯で2次元コードを読み取り、目的地周辺の最新情報を検索「ロケーションサーチ」

新機能の「ロケーションサーチ」は、AVNの画面に表示された地図上の「サーチ」ボタンを押して、現在位置を二次元バーコードで表示。携帯で読み取ってアクセスすると、Webサイトの「モクテキチネット」で現地周辺の最新情報などが検索できる機能。 また、「Yahoo地図アプリ」などの位置情報サービスと連携。携帯やPCでの検索がさらに使いやすくなっている。

携帯やPCとカーナビをリンクさせるモクテキチネット

2次元バーコードで、目的地周辺のグルメ情報や駐車場情報をすぐに入手できる。

地デジを高精細に映し出すデジタルTFTと画質補正回路「VVP」

「ECLIPSE」シリーズ全機種の特徴となっているデジタルTFT。ナビゲーションとディスプレイ間の信号経路をデジタル化することによって、アナログTFTで発生していたノイズを低減し、くっきりとした文字表示と引き締まった黒色を表現するという。また「AVN778HD」、「AVN668HD」には画像補正回路「VVP(Vivid View Processor)」を搭載。輪郭補正やコントラスト補正、彩度補正を行うことでVGAディスプレイとEGAディスプレイともに臨場感をアップしている。

業界初のアンテナ可変マッチングで、受信ロスを低減

「AVN978HDTV」「AVN778HD」「AVN668HD」の3機種は、フルセグ地デジチューナを内蔵し、アンテナ可変マッチングによりチャンネルごとの周波数に応じてアンテナ特性をリアルタイムでマッチング。受信ロスを低減して安定した受信環境を実現している。