AQインタラクティブは9日、同日開催された取締役会において、ゲームソフト事業を展開するマイクロキャビンの株式を取得して子会社化することを決議した。

AQインタラクティブは、タカラトミーとの共同事業によるキッズアミューズメントマシン「ポケモンバトリオ」を中心とするアミューズメント事業を平成19年7月より展開している。今回の子会社化により、グループ会社全体で開発ノウハウを共有化するなどのシナジー効果を図り、アミューズメント事業を拡大して早期の開発体制を構築したいとしている。取得株式数は発行済み株式の100%にあたる36万7,887株で、取得価額は6億4,000万円。即日株式取得譲渡契約の締結を行い、5月16日に株券の引き渡しが行われる予定だ。

同社では、今回の子会社化により、平成21年3月期の連結業績予想に与える影響は売上高4億6,000万円、営業利益5,000万円の増加を見込んでいる。なお、同日公開の「平成20年3月期 決算短信」における平成21年3月期の連結業績予想にはこれらの影響額が織り込まれている。

マイクロキャビンは1982年設立。「ミステリーハウス」シリーズ、「は~りぃふぉっくす」シリーズ、「Xak」(サーク)シリーズなどのPC-8801 / 9801用独自ゲーム開発、またさまざまなゲームをMSX、3DOやセガサターン、PS / PS2などに移植している。