パイオニアは、ポータブルタイプのナビゲーションとしてエアーナビ「AVIC-T10」を6月上旬に発売する。価格はオープンだが7万円~8万円になる模様。またソフトバンクテレコム、インクリメントPとの共同出資による「ナビポータル株式会社」により、「AVIC-T10」に対して6月末よりテレマティクスサービスを開始する。

ポータブルカーナビゲーション エアーナビ「AVIC-T10」

エアーナビ「AVIC-T10」は、"身近なお出かけ情報端末"をコンセプトにしたポータブルナビ。専用通信モジュールが接続可能で、いつでも様々な情報を専用サーバーから入手できる。また、カロッツェリアの「サイバーナビ」や「楽ナビ」同様、「リアルタイムプローブ」、「オンデマンドVICS」にも対応している。

ナビポータルからは、ユーザーが事前に登録した目的地やルートをカーナビで活用できる「ナビフォルダ」、待ち合わせ場所を指定できる「お迎えサービス」、新規オープン店の情報などをユーザーの行動履歴に嗜好に合わせて配信する「周辺おすすめ情報」、地域イベント情報、天気予報などが提供される。

「AVIC-T10」は、5.8インチワイドVGAモニターを使用し、大容量4GBフラッシュメモリーを搭載。サイズは179.5(W)×98.8(H)×32.5(D)、重さは0.5kgに収まっている。収納可能なロッドアンテナとともにワンセグチューナーを内蔵。オーディオプレーヤー機能では、SDカードに収録したWMA/MP3ファイルなどの楽曲が再生できる。ハンズフリー通話も実現するBluetoothモジュールも内蔵する。位置確認にはGPSレシーバーをはじめ、ジャイロセンサー、加速度センサーを使用し、単体でも精度の高い位置表示を可能にしている。また、オプションの電源キット(後日発売)に同梱される車速パルス配線コードの接続により、さらに精度を高めることも可能としている。