マツダは9日、都内にて2008年夏に発売を予定している新型ミニバンの車名発表会を行った。発表会では車両外観が公開されたほか、同ミニバンのイメージキャラクターを務めるお笑いタレントの劇団ひとりさんが出席し会場を盛り上げた。
今回発表された新型ミニバンの車名は「ビアンテ(BIANTE)」。「ビアンテ」とは、"周囲を取り巻く"、 "環境"という意味をもつ"Ambient(アンビエント) "を由来とする造語で、乗る人の生活環境の一部となり、楽しく快適な暮らしづくりに貢献することをイメージしているという。
"見て、乗って、夢が拡がるZoom-Zoom Tall(ズームズームトール) "を開発コンセプトとする同モデルの特徴は、3列シート国産乗用車の2,000ccクラスミニバンとしてクラス最大の室内空間容量とシャープな外観。躍動感ある個性的なスタイリングに注力しつつ、優れたハンドリング・動力性能を提供することで、移動手段としてだけではなく走る喜びを感じてもらいたいとしている。
マツダ 専務執行役員 若山正純氏 |
登壇したマツダ 専務執行役員 若山正純氏は「国内市場が低迷する中、『コンパクトカー』と『ミニバン』の2つが安定したセグメントとなっている」と語り、「フルモデルチェンジしたデミオやアテンザに続き、ビアンテを投入することで市場を盛り上げていきたい」としていた。同モデルは中型ミニバントールに属し、ボクシー(トヨタ自動車)やセレナ(日産)、ステップワゴン(本田技研工業)などが競合車として挙げられるという。
また、発表会にはイメージキャラクターを務めるお笑いタレントの劇団ひとりさんも登場。"国民総ビアンテ計画"を目指すという劇団ひとりさんは「ビアンテは8人乗りで荷物もたくさん積めるので日本一周もできそうですね」と同社をアピールしていた(コメントの詳細はこちら)。
なお、エンジン排気量や価格などの詳細な情報は後日公開される予定となっている。