榊原ゆいのニューシングル「恋の炎」の発売を記念したイベントが、4月29日に東京・秋葉原のコミックとらのあな秋葉原1号店にて開催された。
「恋の炎」は現在AT-Xなどで放映中のアニメ『かのこん』のエンディングテーマ。主人公・小山田耕太をめぐり、源ちずると犹守望(えぞもりのぞむ)らが恋のバトルを繰り広げる、ちょっとエッチな学園ラブコメディー作品だ。ファンで満席の会場に登場した榊原は『恋の炎』について「かっこいい曲などいろんな曲を歌ってきましたが、積極的なヒロイン・ちずるのような感じで、甘甘の歌詞です」と紹介。
これまではライブで盛り上がるような激しい曲が多かった榊原は、新しいタイプの曲との出会いを楽しんだ様子。歌詞に際どい表現が多いことについて質問されると、「私はべつに、清純派とかアイドル系で売っているわけではないので(笑)」と、いきなりのぶっちゃけトーク。さらに「むしろ、どうやってそうとしかとれないように表現してやろうかと思いました」とたたみ掛けると、会場からは大きな笑いが起こっていた。
榊原が大胆に相手役の男性に迫っている「恋の炎」のPV。「絶対にこの曲は男の方とイチャイチャしながらのPVにしようと思っていました」とのことで、念願叶っての撮影だったようだ。そしてパンチラしているカットについて「カメラマンさんや監督さんのほうが恥ずかしそうにしていて、こんなに撮っていいのかと逆に心配されたぐらいです。私としてはむしろ撮ってくれという感じでした(笑)」と、過激な発言で楽しませてくれた。
カップリングとなっている「Sweet Time」は、『かのこん』のwebラジオ「かのこんラジオ~耕太とちずるのゆやよん成長日記~」のエンディングテーマ。歌の感想を聞かれた榊原は「『恋の炎』より、さらに甘甘の歌詞です。付き合う前、付き合いたてという思いを歌ったのが『恋の炎』で、『Sweet Time』は付き合って2年ぐらい経っての歌という感じです」と表現した。
お待ちかねのライブでは「恋の炎」「Sweet Time」を2曲続けて披露。お客さんは手拍子やペンライトを振りながら、歌声と甘い歌詞に酔いしれていた。榊原が「かわいい曲なので、かわいく見えるように頑張ってみたのですが……」と少し照れたように語ると、お客さんは大きな拍手と声援で応えていた。イベント後の囲み取材では「これだけいい歌を提供していただいたので、長く歌っていきたいと思っています。作品の世界観を歌って皆さんにお届けし、PVでは楽曲を自分の体で表現してみました。ひとりの女の子として榊原のプライベート感満載の曲とPVになっていますので、楽しんでいただけたらと思います」と、ファンへメッセージを送ってくれた。視覚と聴覚をフルに使い、甘い歌詞とPVを味わい尽くそう!
「恋の炎」と「Sweet Time」の2曲を歌ったミニライブ。「甘甘です」という言葉通りに、会場全体を甘い雰囲気で包み込んでくれた |
「歌う相手がいるというのは、本当にうれしい」という榊原。ファンもそれに答えるかのように、歌声に聴き入っていた |
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