フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、同社のワゴンモデル「パサート ヴァリアント」のスポーティバージョン「パサート ヴァリアント 2.0T」の仕様を一部変更し、「パサート ヴァリアント 2.0TSI スポーツライン (Passat Variant 2.0TSI Sportline)」として、8日より販売を開始した。価格は426万円となっている。
「パサート ヴァリアント」は、高品質、走行性能、実用性の高さ、競争力のある価格などで評価を得てきたワゴンモデル。今回発売される「2.0TSI スポーツライン」は、従来の「2.0T」に代わるモデルであり、新設計の2.0L(リッター)TSIエンジンが搭載される。
このエンジンは今年2月に発売された「パサート TSI コンフォートライン」が搭載している1.8L TSIエンジンとベースを同じにする新世代エンジンで、軽量・コンパクト化を実現。最高出力200ps、最大トルク280Nmなどは従来の2.0Lターボチャージャー付きエンジンと同じながら、最大トルク発生回転域が下がるなど実質的な効率化が図られており、燃費(10・15モード)も従来の10.4km/Lから10.6km/Lへ向上している。トランスミッションはDSGではなく、従来同様6速オートマチックとなる。
装備面では、従来の「パサート ヴァリアント 2.0T」を踏襲しながらも、セットオプションとして人気の高かったバイキセノンヘッドライトとレザーシートを標準装備とした。またメーカーオプションとして、新型ナビゲーションシステム「RNS 510」が294,000円、チルト機構付電動ガラス スライディングルーフが126,000円で用意される。