アッカ・ネットワークスは8日、他社の通信網を借り受けて通信サービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)として、受信最大7.2Mbpsのモバイルデータ通信サービス「ACCA mobile(D)」を6月1日より法人向けに提供開始すると発表した。通信網にはNTTドコモのFOMAを利用する。
NTTドコモのFOMA(HSDPA)網を利用し、受信最大7.2Mbps(規格上の理論値、以下同)・送信最大384kbpsの高速データ通信サービスを提供する。料金体系は月額9,500円の完全定額制プラン「フラット定額プラン」と、月額8,000円からの一部定額制プラン「グループパケットシェアプラン」が用意される。グループパケットシェアプランは一定のパケット通信料が基本料金に含まれ、それを超えた場合従量課金されるプランで、同一企業内の複数回線でパケット通信料金の共有が可能。端末はUSB接続型とコンパクトフラッシュ型がレンタルで提供され、レンタル料は月額料金に含まれる。そのほか、初期費用が別途必要となる。
通信プロトコルに特に制限は設けない。また、アッカが提供するIP-VPNサービスが利用できるので、外出先からもセキュアな環境で社内ネットワークなどに接続できる。そのほか国際ローミングにも対応し、ドコモの3G国際ローミングが利用できるエリアであれば海外でもデータ通信が可能(フラット定額プランの場合でも従量料金が必要)。
アッカでは今後、従来提供しているADSLや光による企業向けインターネット接続サービスにこのモバイル接続サービスを組み合わせ、パッケージサービスとしても提供していきたいとしている。