SWsoftから社名変更したParallelsが、Mac OS X用仮想化ソフト「Parallels Server for Mac OS X β4 (Build 1990.52537)」を公開した。動作環境はMac OS X 10.4.8 / 10.5.2以降、サーバ / クライアント版ともにサポートされる。β版は無償で試用できるが、ディスクイメージのダウンロードにはレジスト用Webサイトからβプログラムに登録する必要がある。
今回のリリースでは、Leopard Serverゲストを正式にサポート。1月にβ第1版を公開した時点でも、ホスト側のOSがMac OS X Server 10.5の場合のみLeopard Serverゲストの動作が可能な旨発表されていたが、実際には動作が無効化されていた。また、パフォーマンスの改善や不具合の修正も行われている。
Mac OS X 10.5導入時に交付される使用許諾契約書第2項によれば、Mac OS X 10.5はAppleの商標がついたハードウェア以外にはインストールできない。その条件を満たせば、コンピュータ1台につき1部のMac OS Xシステムをインストールできる (シングルユーザライセンスの場合) が、仮想化を想定した条文はなく、Parallels Serverでもホスト / ゲストが同じMac OS X Server 10.5という使用状況しかサポートされていない。