今秋? の正式リリースに向け公開された「VMware Fusion 2.0 β1」

VMwareは米国時間の5日、Intel Mac向け仮想化ソフトの最新開発版「VMware Fusion 2.0 β1 (Build 89933)」を公開した。正式リリース時にはVMware Fusion 1.xの登録ユーザに対し無償提供される (β版の使用も可) ほか、未登録ユーザにも2008年10月までの期限付きでβ版の試用が許可される。

今回のリリースは、2007年8月に公開されたVMware Fusion 1.0の次バージョン用パブリックβ版。マルチディスプレイサポートが強化され、複数のディスプレイが接続された環境の自動検出や、ディスプレイ間でのウインドウの移動、Exposeを利用したウインドウの管理も可能になった。

DirectX 9.0シェーダモデル2の実験的なサポートも追加、より多くの3D視覚効果が利用できるようになった。ほかにも、Parallels DesktopやVirtual PCで作成した仮想マシンのインポート機能や、Mac OS X側でセットアップ済のプリンタの自動認識機能など、多くの新機能が用意されている。

VMware Fusionは、Intel製プロセッサを搭載したMacintoshシリーズ向けの仮想化ソフト。WindowsやLinuxなど多くの32ビットOSのほか、Intel Core 2 DuoまたはXeonを搭載したMacintoshであれば、Windows Vista Ultimateなどの64ビットOSをゲストOSとして利用できる。Mac OS X 10.5で正式採用されたデュアルブート機能「Boot Camp」もサポート、ハードディスクにインストールしたOSをゲストOSとして動作させることも可能。