長崎バイオパークでは、4月18日にカピバラの赤ちゃん(双子)が誕生した。これで長崎バイオパークに飼育されているカピバラの頭数は22頭と国内最多を記録。同動物園のカピバラは人に慣れるなどフリークから"カピバラの聖地"とも呼ばれているが、カピバラの飼育頭数国内最多という記録の意味でも"カピバラの聖地"にふさわしい動物園となった。
父・タケシ、母・コブコとの間から4月18日に誕生した双子の赤ちゃん。生まれたばかりの2頭の赤ちゃんは、体長(頭胴長)約20cm、体重は約1kgと計測した。誕生した時は1頭が足を引きずる素振りを見せるなど周囲を心配させたが、時間の経過とともに正常な歩様となりスタッフを安心させたという。
生まれて8日が経過した4月26日に公開をスタート。来場者には当分の間フェンス越しから見るというスタイルを取っているが、現在はタケシとコブコの両親と一緒に元気に暮らしている様子だ。性格も出始め、やんちゃで好奇心も旺盛だという。「4月27日にも"かあちゃん"と呼ばれるカピバラが4頭を出産し、4月18日に生まれた赤ちゃん親子と5月3日に合流を予定しています。合計6頭の赤ちゃんが見られ、母親や初めての父親の子育てぶりなどをご覧になって頂ければと思います」(同動物園広報担当)。ゴールデンウイークとタイミングも良く、この機会に可愛い仕草を見せるカピバラの赤ちゃんを見学してみてはどうだろう。
また、長崎バイオパークでは、3月1日から園内アマゾン館で開催中の「身近なカエル両生類展」に続いて、4月26日からカエルに関する特設施設「カエルーム」(7月21日まで公開予定)を園内アンデス広場にオープンさせた。こちらはカエルや両生類の保護のために世界中の動物園や水族館、自然保護団体が中心となって取り組んでいるキャンペーン「両生類の箱舟2008カエル年」に関する説明パネルやポスターが展示されている。カエルや両生類に関する展示物、世界最大のカエル"ゴライアスガエル"のレプリカなども見どころだ。