「東京写真展案内」では、東京都内で開催される写真展をカメラ会社が運営するギャラリーを中心に紹介していく。お気に入りの展覧会を見つけ、是非足を運んでいただきたい。今週は、ヒマラヤの美しい山々を収めたものや、破壊と再生を繰り返す北京の町並み、さらに季節によって家が水上住宅になってしまうカンボジアの集落など興味深い景色の写真展など多彩なラインナップとなっている。
コニカミノルタプラザ
村越としや写真展「timelessness」
故郷を離れて東京に住むようになった作者は、もう一度自分が生まれ育った風景と向き合い、撮ろうと思った。「僕は故郷の空気に逆らうことなく、あの時のあの頃のあの風景を探して、曖昧になった記憶を紡ぐように静かに写真を撮った」―作者コメントより
展覧会名 | 「timelessness」 |
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作家 | 村越としや |
展示作品 | モノクロプリント 半切 約35点 |
会期 | 4月29日~5月8日 |
会場 | コニカミノルタプラザギャラリーA 東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4F |
開館時間 | 10:30~19:00(最終日は15:00まで) 年中無休 |
「両棲集落実測図×山田脩二の写真」展
カンボジア中央に位置する東南アジア最大の湖トンレサップ湖は渇水期と浸水期の差が大きく、そこに住む人々の家は渇水期には高床式住居だが、浸水期には住居の床下まで水が達した水上住居になる。本展では、関西大学を中心にした調査チームによる住宅の実測図面と共に、淡路島在住の写真家・淡路瓦師である山田脩二がカメラに収めた両棲集落の姿を展示する。
展覧会名 | 「両棲集落実測図×山田脩二の写真」展 |
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作家 | 関西大学環境都市工学部建築学科建築環境デザイン研究室/山田脩二 |
展示作品 | モノクロ半切 約240点(山田脩二氏写真作品) |
会期 | 4月29日~5月19日 |
会場 | コニカミノルタプラザギャラリーB・C 東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4F |
開館時間 | 10:30~19:00(最終日は15:00まで) 年中無休 |
オリンパスフォトギャラリー
国画会写真部創設70周年記念女子グループ展「十人十色・一瞬の心もよう」
国画会写真部は2009年に創設70周年を迎える。2007年に生まれた写真部女子グループは、「自由創造」を写真展のテーマにしている。今回の写真展『十人十色・一瞬の心もよう』では、個性豊かな女性作家がそれぞれの完成を伸びやかに表現し、作品に対する可能性を込めて作り上げているという。
展覧会名 | 十人十色・一瞬の心もよう |
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作家 | 国画会写真部女子グループ |
展示作品 | 約33点 |
会期 | 5月7日~5月14日 |
会場 | オリンパスギャラリー東京 東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル |
開館時間 | 10:00~18:00(最終日は15:00まで) 日曜・祝日休館 |
ペンタックスフォーラム
槇村 玲写真展「イエメン―古き良きアラビアを旅して」
今も"アラビアン・ナイト"さながらの風景が垣間見える、古く美しい国イエメンは、アラビアの人々の心の故郷とも言われる。そんなイエメンの様々な表情を写したカラー作品約40点を展示。
展覧会名 | 「イエメン―古き良きアラビアを旅して」 |
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作家 | 槇村 玲 |
展示作品 | 約40点 |
会期 | 4月30日~5月12日 |
会場 | ペンタックスフォーラム 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB |
開館時間 | 10:30~18:30(最終日は16:00まで) 火曜日休館 |
ライカ銀座店サロン
上田義彦写真展「at Home」
日本写真界の第一線で活躍している写真家・上田義彦の写真展。妻である桐島かれんと4人の子供たちを13年間にわたり撮影した作品集の中から、厳選された14点の写真を展示する。
展覧会名 | 「at Home」 |
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作家 | 上田義彦 |
展示作品 | 14点 |
会期 | 4月18日~7月20日 |
会場 | ライカ銀座店サロン 東京都中央区銀座6-4-1 |
開館時間 | 11:00~7:00 月曜日休館 |
富士フイルムフォトサロン 東京
嶌田 昇写真展「世界の名山」
定年後に何か趣味を持とうと思い、本格的にはじめたのが山岳写真でした。「ヒマラヤを撮りたい」という、かねてからの願いを実現すべくヒマラヤ行きを敢行しました。東の地平線から日の出の太陽が閃光を放つ瞬間、西空に沈む太陽、山頂から朱に染まりゆく山々、そして、満天の星空。気の遠くなるような広大な大自然の中、登山の苦しみを忘れさせてくれるひとときです。―作者コメントより
展覧会名 | 「世界の名山」 |
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作家 | 嶌田 昇 |
会期 | 5月2日~5月8日 |
会場 | 富士フイルムフォトサロン東京スペース1 港区赤坂9-7-3フジフイルムスクエア2F |
開館時間 | 11:00~20:00(最終日は14:00まで) |
前田義夫写真展「空間・感じるままに…」
大きな生命体として進化し続けている大阪の都市空間をとらえた写真。作者は「アメーバ状に拡がった都市空間の中で、音を感じ、風を感じ、光を感じながらシャッターを切りました」と語る。都市空間が放つエネルギーを写真を通して描き出す。
展覧会名 | 「空間・感じるままに…」 |
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作家 | 前田義夫 |
会期 | 5月2日~5月8日 |
会場 | 富士フイルムフォトサロン東京スペース2 港区赤坂9-7-3フジフイルムスクエア2F |
開館時間 | 11:00~20:00(最終日は14:00まで) |
狸おじさんのシマリス写真展「いっしょにあそぼうよ」
さいたま市民の森で撮影したシマリスたち。季節を追いながら、花や木の実を食べているシーンや面白い表情をしているもの、動きのある写真を展示する。
展覧会名 | 「いっしょにあそぼうよ」 |
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作家 | 山崎史規 |
会期 | 5月2日~5月8日 |
会場 | 富士フイルムフォトサロン東京スペース3 港区赤坂9-7-3フジフイルムスクエア2F |
開館時間 | 11:00~20:00(最終日は14:00まで) |
キヤノンギャラリー銀座
岸本淳写真展「BALI 1990-2007」
EOS学園講師としても活躍中の写真家・岸本淳は、1990年代から現在に至るまで、インドネシア、バリ島の素朴な自然や人々に魅せられ、撮影を重ねてきた。その集大成ともいえる写真展。
(c)岸本淳 |
展覧会名 | 「BALI 1990-2007」 |
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作家 | 岸本淳 |
会期 | 5月1日~5月14日 |
会場 | キヤノンギャラリー銀座 東京都中央区銀座3-9-7 |
開館時間 | 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 日曜、祝日休館 |
キヤノンギャラリーS
嶋田忠写真展「瞬写~野生の瞬間を捉える~」
少年のころより鳥に興味を持ち、35年にわたり撮影を続ける写真家・嶋田忠の写真展。カワセミやアカショウビン、シマフクロウ、中米生息のトカゲ「バシリスク」の姿を記録した作品53点を展示。
展覧会名 | 「瞬写~野生の瞬間を捉える~」 |
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作家 | 嶋田忠 |
会期 | 3月28日~5月7日 |
会場 | キヤノンギャラリーS 東京都港区港南2-16-6キヤノンSタワー1階 |
開館時間 | 10:00~17:30 日曜、祝日休館 |
銀座ニコンサロン
第27回土門拳賞受賞作品展土田ヒロミ展「土田ヒロミのニッポン」
第27回土門拳賞受賞作品となった「土田ヒロミのニッポン」を展示する。内容は作者の作家活動の軌跡を一堂に紹介するもので、「日本人」「ヒロシマ」「セルフポートレイト」の3つのパートに大きく分けて構成されている。日本と日本人のあり様を多方面から映し出す。
展覧会名 | 「土田ヒロミのニッポン」 |
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作家 | 土田ヒロミ |
会期 | 4月30日~5月13日 |
会場 | 銀座ニコンサロン 東京都中央区銀座7-10-1STRATA GINZA1階 |
開館時間 | 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |
新宿ニコンサロン
越間有紀子展「Fine, occasionally Sandstorm 『晴れときどき砂嵐』」
オリンピックを間近に、都市の破壊と再生を繰り返す中国・北京。存在と消滅、創造の狭間で全てが曖昧になっている街では、黄砂と掘り返された土砂が人や人の行為の痕跡をも覆い込む。
展覧会名 | 「Fine, occasionally Sandstorm 『晴れときどき砂嵐』」 |
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作家 | 越間有紀子 |
展示作品 | カラー 22点 |
会期 | 4月29日~5月5日 |
会場 | 新宿ニコンサロン 東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階 |
開館時間 | 10:00~19:00(最終日は16:00まで) 会期中無休 |