アップル直営店のアップルストア名古屋栄に、地元プロ野球チームである中日ドラゴンズのマスコット「ドアラ」と「シャオロン」が来店。iPod touchの操作性の高さなどをアピールした。
実は、今回のイベントは、中日新聞社が発行するスポーツ紙「中日スポーツ」の電子号外版の限定配信にあわせた行われたもの。中日スポーツでは、近未来の新聞の1つの形として、アップルのiPod touchに最適化した電子紙面を、5月2日の一日限りの号外として試験的に発行。これをドアラとシャオロンがアピールした。
平日とはいうものの、ゴールデンウイーク中とあって、アップルストア名古屋栄の店内は満員。さらに、ゴールデンウイーク中にアップルストアで開催される各種イベントや、アップルストア限定のご当地iPodケース「アップルストア限定iPodケース」が販売されているということもあって、多くの人が駆けつけていた。
中日スポーツ電子号外版は、新聞ならではの一覧性を生かしたレイアウトをそのままに、iPod touchならではの直感的な操作環境を利用することで、ズームによる見やすい閲覧や、画面の縦横方向を変えた形で閲覧できるメリットなどを実演してみせた。モバイル端末の小さな画面ながら、iPod touchならではの操作と鮮明な画面で、新聞の新たな閲覧スタイルを提案したものになっているといっていい。
アップルストア名古屋栄では、5月2日の午後5時、午後6時、午後7時の3回に渡って、ドアラとシャオロンが登場。イベント参加者のなかから先着約10人に、iPod touchが体験できるように実機が手渡され、ズーム機能などを使って、中日スポーツ電子号外版を閲覧した。会場を訪れた参加者のなかには、自分が所有するiPod touchを使って、中日スポーツ電子号外版を閲覧するケースも見られた。
イベント中には、ドアラ自らがiPod touchを操作して、来場者に使い勝手の良さをアピール。また、来場者に対して、記念のiTunesカードを配って歩いた。
中日新聞社では、今回の号外版はあくまでも試験版と位置づけており、iPod touchの操作性を生かした新聞のあり方を模索したものだという。会場では、今回の電子号外版に関するアンケートを実施しており、その評価なども参考にする予定であるが、今後、iPod touch向けに継続的に電子媒体を発行する計画については未定としている。 なお、中日スポーツ「電子号外版」のURLは、http://cgi2.chunichi.co.jp/ipod_demo/。5月2日だけの限定配信であり、iPod touchからしか閲覧できない。