25日、パイオニアは、DVDプレーヤー「DV-610AV」「DV-410V」「DV-310」を発表した。発売日は、DV-610AVが7月上旬、DV-410AVとDV-310が5月上旬を予定している。価格はオープンで、市場価格は、DV-610AVが2万6,000円前後、DV-410AVが2万円前後、DV-310が1万2,000円前後と予想される。なお、DV-410AVは、ブラックの「DV-410-K」とシルバーの「DV-410-S」の2色が発売される。

録音機能まで装備された多機能なDVDプレーヤー「DV-610AV」

DV-610AV/410AV/310は、昨年6月に発売されたDV-600AV/400AV/300AVの後継となるDVDプレーヤー。低価格でありながら、DVDビデオだけでなくSACDなどの多種多様なメディアに対応し、1080pへのアップスケーリング出力も可能(DV-610AV/410AV)というハイコストパフォーマンスモデルだ。

3モデルとも、DVDビデオ、DVD-R/RW(ビデオモード/VRモード DLにも対応)、DVD+R/+RW(ビデオモード DLにも対応)、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RW(音楽CDフォーマット、ビデオCDフォーマット)の再生に対応。なおDV-610AVのみ、DVDオーディオとSACDの再生に対応する。さらに、CD-R/RW、DVD-R/RW、DVD-R DL、DVD+R/+RW、DVD+R DLに保存されたWMA、MPEG4 AAC、MP3、JPEG、DivX型式のファイルの再生も可能となっている。DV-610AVとDV-410AVではWMAの再生も可能。さらにDV-610AVでは、DivX Ultraにも対応した。

低価格ながら1080pへのアップスケーリングが可能な「DV-410AV」。ブラックとシルバーの2色がラインナップされる

3モデルともフロントパネルにUSBポートを装備。接続したマスストレージクラスデバイスから、音声データーや静止画、映像などを再生可能だ(昨年モデルでは静止画と音声データのみに対応)。

また、DV-610AVでは、新たに録音機能を搭載。音楽CDに記録された音声データを、USBデバイスにMP3型式で録音することが可能となった。

出力端子は、DV-610AV/410AVに1.2a相当のHDMIを1系統。さらにコンポーネント、D1/D2、S2、コンポジット映像出力と光/同軸デジタル音声出力を、それぞれ1系統装備する。アナログ音声出力は、DV-610AVが5.1chのマルチ出力で、DV-410/310が2ch出力。

使用されているDACは昨年モデルから変更されておらず、映像用は、3モデルとも108MHz/12bit。音声用は、DV-610AVが192kHz/24bitで、DV-410VとDV-310が96kHz/24bit。

新たにUSBBポートを装備したエントリーモデルの「DV-310」