朝日電器は25日、「エアコンリモコン」シリーズとして「多機能エアコンリモコン2」(RC-27D)、「多機能エアコンリモコン」(RC-26D)、「エアコンリモコン」(RC-22AC)の3モデルを発表した。発売は7月上旬を予定しており(RC-22ACのみ6月上旬予定)、価格はオープン。市場価格は、RC-27Dが3,500円前後、RC-26Dが3,000円前後、RC-22ACが2,500円前後と予想される。

同じメーカーのテレビとビデオを使っていても、ビデオ側のリモコンからはテレビ側の番組表を開けないといったケースはよくある。エアコンリモコンシリーズを使えば、「~リンク」に対応していない機器でも、操作を1台のリモコンに集約することが可能だ

「エアコンリモコン」シリーズは、各社製品の機能から日常的に必要になる機能をピックアップし、1台のリモコンで操作できるようにしたもの。"機器の増加に伴い、リモコンの数が増えて面倒"という人に向けた製品だ。また、初期設定にしか使わないものなど、日常的には使用しないボタンは搭載されていないため、純正のリモコンに比べて、ボタン数が少ないのも特徴となっている。いわゆる学習リモコンではなく、さまざまな機器のリモコンの信号があらかじめ登録されており、使用している機器のメーカーを選択するという方式だ。なお、バックアップ機能が搭載されているため、一度メーカーを設定しておけば、電池交換の際などに再設定を行う必要はない。

RC-27Dは、各社のAV機器と、エアコンを1台で操作可能なモデル。操作可能な機器は、テレビが1台、CATVなどのデジタルチューナーが1台(CSチューナーにも対応)、DVDプレーヤー/レコーダーが1台、エアコンが1台となっている。1台のリモコンで複数の機器を操作する場合、どのようにして操作対象を切り替えるのかが問題だが、RC-27Dでは、チャンネルやボリューム、番組表などといった機器の操作のためのボタンの下に、操作対象を「DVD」「テレビ」「チューナー」とダイレクトに切り替えるスライドスイッチが装備されている。なお、各機器の電源ボタンや、エアコン関連のボタンは、スライドスイッチの位置に関係なく使用可能だ。

RC-26Dは、RC-27DからDVDプレーヤー/レコーダーの操作を除いたモデル。操作できる対象機器はテレビ、デジタルチューナー、エアコンとなっている。RC-22ACは、エアコンのみの操作が可能なリモコン。なお、エアコン部分は国内で販売されている主要メーカー13社に対応している。また、3モデルとも、バックライトを装備した大型液晶パネルを装備。エアコンの設定温度などを確認できる。