VMwareは23日 (米国時間)、Intel Mac向け仮想化ソフトの最新版「VMware Fusion 1.1.2 (Build 87978)」をリリースした。対応するシステムはMac OS X 10.4.9以降、Intel製プロセッサ搭載のMacintoshシリーズでのみ動作する。アップデータはVMwareのWebサイトのほか、日本における販売代理店アクト・ツー経由で配布される。
今回のリリースでは、キーボードショートカットの挙動を修正。フルスクリーンまたはシングルウインドウ時にショートカットの再割り当てを無効化できなかった問題や、「Mac OSキーボードショートカットを有効にする」を解除できないことがあった問題が解決された。仮想CDドライブを接続したバーチャルマシン (VM) を実ドライブがない状態で使用したときVMが異常終了する、というMacBook Airで多く報告されていた不具合も修正された。
4月29日に正式公開が予定されているWindows XP SP3のサポートも追加。Windows XP SP3がインストールされたBoot Campパーティションを、VMとして利用することが可能になった。
Leopardのバックアップ機能「TimeMachine」にも対応。VMware Fusion 1.1では、Time Machineが抱えていた不具合により、すべてのVMをTime Machineのバックアップ対象から除外していたが、Mac OS X 10.5.2で不具合が解消されたため、今回のバージョンからTime Machineでのバックアップが可能になった。ただし、Mac OS X 10.5.2以降が動作する環境に限定される。