今週の家電"売れ筋"週間ランキングでは、日本の食卓に欠かせない炊飯器の人気機種をチェックしたい。ランキング集計には、売り場面積約5,500坪で都内最大級の品揃えを誇るヤマダ電機 LABI品川大井町店にご協力をいただいた。

4月15日~21日家電"売れ筋"週間ランキング - 炊飯器編

順位 メーカー 型番 最大容量
1位 象印マホービン NP-JB10 5.5合
2位 東芝 RC-Y10VW 5.5合
3位 象印マホービン NP-HX10 5.5合
4位 象印マホービン NP-HC10 5.5合
5位 松下電器産業 SR-SE101 5.5合
6位 松下電器産業 SR-SV101 5.5合
7位 松下電器産業 SR-SW101 5.5合
8位 タイガー魔法瓶 JKC-W100 5.5合
9位 三菱電機 NJ-SE10 5.5合
10位 三洋電機 ECJ-JS35 3.5合

ランキングは、象印マホービンから上位5位までに3モデルがランクインする結果となった。1位となった象印マホービンの真空内釜圧力IH炊飯ジャー 極め炊き「NP-JB10」は、1気圧~1.3気圧までを7段階で選べる「7段圧力」機能を搭載し、寿司飯や玄米炊きなどメニューに合わせた炊き方ができるのが特長。また、水温や室温に左右されることなく年間を通して理想的なおいしさをキープする人工知能技術「AI炊飯」を備えている。

象印マホービンの真空内釜圧力IH炊飯ジャー 極め炊き「NP-JB10」。「7段圧力」機能を搭載する

調理セールスアドバイザー 滝本明さん

また2位にランクインした東芝の真空圧力炊き「RC-Y10VW」はヤマダ電機オリジナル製品で、東芝の真空圧力炊きタイプの上位機種である「RC-10VWA」とほぼ同じ機能を搭載したモデル。RC-10VWAでは「1.2気圧」だった圧力が、同モデルでは1.3気圧に変更されているほか、内釜に鍛造ダイヤモンド銀釜(ブラックパールコート)を採用している。また、真空で米の芯まで最適に吸水する「真空浸透吸水」や保温時に外気を遮断しごはんの乾燥や黄ばみを抑える「真空美白保湿40」などに対応する。

調理セールスアドバイザー 滝本明氏さんは「炊飯器としては、象印・タイガーなどのブランドイメージが根強く人気もあります。特に『NP-JB10』は、さまざまなメニューに対応できる7段圧力が好評ですね」と話す。最近は高級炊飯器ブームで、各社から釜など性能にこだわったハイエンドモデルが多数登場しており「現時点での売り上げは全体の2割程度ながら確実に伸びています」という。

ハイエンドスチームIHジャー炊飯器「SR-SV101」

高級機ラインとしては、松下電器産業の「SR-SV101」(推定市場価格11万円前後)がユーザーからの反応も良好とのこと。同製品は2月に発売されたハイエンドスチームIHジャー炊飯器で、竈での炊飯を再現するという3層構造の「大火力竈釜」を採用したことが特長となっている。見た目のインパクトだけではなく、使用感も上々のようだ。

一方、10位の三洋電機「ECJ-JS35」はランクインした製品で唯一の3.5合炊きモデルとなっており、実売価格が1万円程度のシングル向け製品だ。カラーバリエーションはベーシックなシルバー、ホワイト、ブラックのほか、レッドを用意した4色展開となっている。