日立、消費電力を20%低減した縦型洗濯乾燥機「白い約束」新モデル発表

日立アプライアンスは23日、「白い約束」シリーズの縦型洗濯乾燥機「NW-D8JX」「NW-D7JX」を発表した。発売は6月20日で、価格はオープン。市場価格はNW-D8JXが13万円前後、NW-D7JXが12万円前後と予想される。

縦型洗濯乾燥機「白い約束」の2008年モデル。2007年モデルに比べて消費電力が約20%削減されている

NW-D8JX/D7JXは、2007年7月に発売された「NW-D8HX」「NW-D7HX」のそれぞれ後継機で、同社の縦型洗濯乾燥機では最上位機種となる。NW-D8JXは洗濯容量が8kgで乾燥容量が4.5kg(たっぷりコースでは6kg)、NW-D7JXは洗濯容量が7kgで乾燥容量が4kg(たっぷりコースでは5kg)となっている。両モデルとも縦型でありながら、本格的な水冷除湿機能「カラッと乾燥」を搭載しているのが特長。カラッと乾燥では、乾燥の際に衣類から出る湿気を水で冷やすことで除湿を行い、外に湿気を出さない。夏場や梅雨の季節でも、部屋の湿度を気にせず乾燥を行うことが可能だ。

またNW-D8JXでは、消費電力の低減が大きなポイント。温度センサーを利用してヒーターを細かく制御しており、とくに乾燥の後半にヒーターの出力を下げることで、乾燥時にかかる電力を大幅に削減している。これにより、洗濯から乾燥までの消費電力量が2001年モデルのNW-D8AXと比較して約20%減の2,200Whに低減されている。さらに、最終のすすぎに風呂の残り湯をすすぎに使う場合、すすぎの最後に水道水を利用することも可能な「清水すすぎ」機能を新たに搭載。同機能を利用した場合、使用水量は約6Lとなっている。

このほか2007年モデルに採用され話題を呼んだ「スーパーナノチタン消臭」により衣類の消臭や除菌を行う「消臭・除菌」コースが、2008年モデルにも搭載されている。また、衣類の縮みを抑える「低温乾燥コース」も引き続き搭載されている。