セイコーエプソンは23日、「Offirio」(オフィリオ)シリーズの新製品としてA4モノクレーザープリンタ「LP-S300N」「LP-S300」をビジネス市場向けに発表した。発売は5月9日を予定している。

「LP-S300N」「LP-S300」は、エプソンがビジネス市場向けに販売していた「LP-2500」の後継機で、印刷速度を1分あたり20枚から28枚にアップ。両面印刷に対応し、耐久性が18万ページから20万ページに向上している。解像度は従来と同様のリアル1200dpiによるモノクロ高画質で、給紙容量も標準で300枚、オプションの増設用カセットユニット装着時に最大800枚と「LP-2500」と変わらないが、「LP-S300N」は10/100BASE-Tネットワーク機能が標準で搭載される。

新型A4モノクロレーザープリンタLP-S300シリーズ

「LP-S300N」が「LP-S300」と大きく異なる点は、ネットワーク対応の有無と環境推進トナーが使える点である。環境推進トナーを使うことにより、3500ページあたりの1ページのランニングコストが6円から4.8円に、8500ページあたりでは4.75円が3.8円となる。

環境推進トナーは、ユーザーにトナー代を負担してもらい、使用済カートリッジはエプソンが回収・再利用するというもので、環境への配慮をはかるとともに、ランニングコストの軽減にも貢献するとしている。

標準価格は税別で、「LP-S300」が5万9,800円、「LP-S300N」が7万4,800円となっている。なお、従来から発売されている下位モデルの「LP-1400」は今後も継続して販売される。