米Hollywood Reporter紙は21日、『ターミネーター』シリーズの4作目にして最新作『Terminator Salvation: The Future Begins』の新たなキャスティング情報を報じた。現在、制作サイドはヒロイン役として韓国系女優ムーン・ブラッドグッドと交渉の最終段階に入っているという。

『Terminator Salvation: The Future Begins』は30代になったジョン・コナーを主人公に据え、核戦争後の近未来を舞台にレジスタンスと機械の戦いを描く。ブラッドグッドが正式にキャスティングされれば、生真面目で屈強なレジスタンスの女戦士を演じることになる。

ブラッドグッドは韓国人の母とアメリカ人の父を持つ女優で32歳。20代の頃はモデルとしても活躍していた。現在、ゲーム『ストリートファイター』の実写映画『Street Fighter:The Legend of Chun-Li』、ならびにロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン、ブルース・ウィリスら大物俳優が出演するコメディ『What Just Happend?』(2008年全米公開予定)の撮影に入っているという。

『Terminator Salvation: The Future Begins』は2009年5月22日公開予定。『チャーリーズ・エンジェル』のマック・Gが監督を務める。キャストはジョン・コナーに『バッドマン ビギンズ』のクリスチャン・ベール、"マーカス"役に『Macbeth』(2006)のサム・ワーティングトンが決定しているほか、1作目でサラ・コナーを守るために未来から送り込まれた男性兵士カイル・リースの子供時代をアントン・イェルチンが演じる。なお、「ターミネーター」役は依然として未定。