ペットメディカルサポートは、犬や猫の車いす製作費から火葬費まで補償する特約をセットした国内初となるペット保険を5月1日に営業開始する予定であると発表した。

ペットメディカルサポートはホテルのレストラン運営や屋外広告を事業主体とするデンソウシャの100%出資子会社。デンソウシャは10年前からペットセレモニー事業を行ってきた経験を通し「保険があれば飼い主の負担を軽減できるとともに十分な治療を行ってペットを長生きさせることができる」と判断したという。

ペットメディカルサポートが提供する新たな保険商品は、治療に対する補償はもちろんのこと、車いすの製作費および火葬費までを対象にしているのが特徴。犬や猫の車いすは日本ではまだほとんど普及していないが、事故でやむを得ず肢を切断し車いすを利用しているペットオーナーからは「自由に動けるようになって家族に笑顔が戻ってきた」という声が数多く聞かれとのこと。こうした声を背景に車いすなどを製作して生活を維持できるQOL(Quality of Life)維持費用担保特約と火葬費用等担保特約をセットした商品を開発した。

同社では「この保険事業を通して人間と同様にペットのQOL向上を図って社会に貢献したい」と話しており、保険の募集開始は5月を予定している。