日本初の血統書でつながるペットのソーシャルネットワーキングサイト「pedi(ペディ)」が公開されている。
このサイトに登録したペットオーナーは愛犬や愛猫の血統書情報を管理センターにファックスで送り、pediはそれをもとに親子や親戚関係といった血縁関係を解析する。犬や猫の血統書の書式は血統書団体によって様々であるためオーナーがそれを読み取って親子や兄弟が互いに対面することは難しかったとのことだが、このサイトを通せば全国規模での血縁関係のつながりが明らかになる仕組みだ。
登録ユーザーがアクセスすると自動的に親子兄弟・親戚関係にある犬・猫が表示される。もしかしたら北海道で暮らす犬の兄弟が沖縄で元気にしていたり・・・・・・という発見もあるかもしれない。現実的には同じ血統に由来する病気や特性などの情報交換に役立つと期待される。ユーザーの登録や利用は無料。
このほか、全国のペットショップやブリーダーの情報、さらに迷子・里親コーナー、掲示板などを設置し、ペットオーナーが多方面から情報を得たり交換したりできるように配慮している。
3月のプレオープン時には北海道文化放送「のりゆきのトークde北海道」で紹介され、正式リリースを前に200人以上のユーザーと100頭以上の愛犬・愛猫が登録された。「pedi」は血統書の有無を問わず登録可能で、現在全国のペットオーナーに登録を呼びかけている。
運営会社のペディは「pediの特徴はコミュニティの主体が人ではないということ。近所の公園での愛犬、愛猫のコミュニティをウェブの世界でも実現します」とコメントしている。
将来的にはユーザーのコミュニティから愛犬・愛猫と飼い主の真のニーズを拾い上げ、飼い主と愛犬・愛猫が本当に欲している衣食住のアイテムを開発したいとのこと。8月までに10,000ユーザ、10,000頭の愛犬・愛猫の登録を目指すとしている。