「手を合わせる犬」として注目を集めている沖縄県那覇市の慈眼院(じげんいん)首里観音堂の飼い犬「コナン君」がこのたびポストカードになった。
コナン君は番犬として飼われたロングコートチワワ。普段寺務所にいることが多く、「お寺なのだから合掌を教えてみたら」との発案でやらせてみたところ2,3日ですっかり合掌を身に着けてしまったという賢いワンちゃんだ。
安定感たっぷりに仏様に手を合わせる様子が檀家や観光客の間で評判となり、最近では海外メディアにも「お祈りする犬」として取り上げられた。首里観音堂によるとその反響は大きく、英語圏をはじめ仏教国からも手紙などが寄せられているとのこと。
合掌犬のコナン君に会うために実際に首里観音堂を訪れる人も増えているとのことだが、コナン君は毎日11:00~15:30がお昼寝タイム。せっかく訪れても会えないこともしばしばだったため、同寺では参拝者のために記念スタンプとポストカードを用意した。ポストカードは5枚1組で500円。図柄の異なるもの2種類を用意した。記念スタンプは無料。
首里観音堂の善國乗栄副住職はコナン君の人気ぶりについて「仏教界においても沖縄県においても大変ありがたいこと。これを通じて合掌という行為を皆さまに認知していただければうれしい」と話している。