シグマは、手ブレ補正機構を搭載した望遠ズームレンズ「APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM」のシグマ用、キヤノン用の発売日を決定した。発売日は4月26日。希望小売価格は:10万4,700円。なお、ニコン用、ペンタックス用、ソニー用の発売日は未定となっている。
シグマの「APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM」は、2月にラスベガスで行なわれた「PMA 08」に出品されたレンズ。今回が正式発売となる。
同製品はシグマ独自の手ブレ補正「OS(Optical Stabilizer)」機構を搭載した望遠ズームレンズ。約4段分の手ブレ軽減効果があるという。SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラスを3枚採用し、色収差を効果的に補正。フォーカシングによる収差変動の少ないリアフォーカス方式を採用しており、全撮影距離で高画質を実現する。またスーパーマルチレイヤーコートの採用により、フレア・ゴーストの発生を軽減する。
最短撮影距離はズーム全域で150cm、最大撮影倍率は1:4.2で、近接撮影にも威力を発揮する。HSM (Hyper Sonic Motor) 搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。フルタイムマニュアルフォーカスも可能。レンズ構成は、特殊低分散ガラス3枚を含む15群21枚、絞り羽根枚数は9枚。最小絞り値はF22。フィルター径は77mm。サイズは92.5×203.5mm、重さ1,750g。丸形フード、ショルダーストラップ、三脚座が付属する。
別売りのAPOテレコンバーターの併用も可能で、「APO TELE CONVERTER 1.4x EX DG」(価格:2万8,000円)では168~560mm F6.3~8相当、「APO TELE CONVERTER 2x EX DG」(価格:3万2,000円)では240~800mm F9~11相当のマニュアルフォーカス超望遠ズームレンズとして使用できる。