日本電気とNECアクセステクニカは、IEEE802.11b/gに準拠したワイヤレスブロードバンドルーターの新モデル「AtermWR1200H」、カード子機「AtermWL54GC」、USB子機「AtermWL54GU」を発表。AtermWL54GCとのセット「AtermWR1200Hワイヤレスカードセット」、AtermWL54GUとのセット「AtermWR1200H USBスティックセット」も発表した。
価格は、AtermWR1200Hが8,000円前後で、5月下旬発売。WL54GCが5,000円前後で、6月中旬発売。AtermWL54GUが5,000円前後で、6月下旬発売。AtermWR1200Hワイヤレスカードセットが1万円前後で、6月中旬発売。、AtermWR1200H USBスティックセットが1万円前後で、6月下旬発売となっている。
AtermWR1200Hは、アンテナ内蔵型のシンプルなデザインを採用。コンパクトサイズの「WR6670」に比べても、容積比約40%とさらにコンパクトサイズを実現しながら、設置スペースにあわせて縦置き、横置きのどちらでも対応できる。
また、初心者向けに「らくらく無線LANスタート」を搭載。SSIDステルスやMACアドレスフィルタリングを有効にしていても、ボタン操作によりSSIDや暗号化キーといった無線LANの設定をクライアント側にダウンロードして接続プロファイルを自動生成する。PC以外に、ニンテンドーDS、Wii、PSP、PS3にも対応。無線LANのルーターとして使うか、アクセスポイントとして使うのか、切り替えスイッチを搭載している。
2.4GHz帯をサーチして最適なチャネルを自動選択する「オートチャネルセレクト」に対応。電源オン時に周囲にあるアクセスポイントの存在を確認して、11チャンネルの中から最も電波状態のよい、空いているチャネルを選択。これにより、電波干渉を受けにくいチャネルを使った快適な通信が行える。
機能は、「WR6670S」や「WR7870S」と同等。「WR8500N」と比較すると、ギガビットイーサーネットに対応していないものの、静的NAT、RIP、複数固定IPサービス、無通信監視タイマ、シングルユーザーアクセス、強制(手動)切断などの機能を持つ。