今週の家電"売れ筋"週間ランキングでは、コンパクトデジタルカメラの人気機種をチェックしたい。ランキング集計には、売り場面積約5,500坪で都内最大級の品揃えを誇るヤマダ電機 LABI品川大井町店にご協力をいただいた。

4月1日~7日家電"売れ筋"週間ランキング - コンパクトデジタルカメラ編

順位 メーカー 型番
1位 キヤノン IXY DIGITAL 910 IS
2位 松下電器産業 DMC‐FX35
3位 松下電器産業 DMC‐FS3
4位 富士フイルム FX-F100FD
5位 富士フイルム FX-Z100FD
6位 キヤノン IXY DIGITAL 20 IS
7位 オリンパス ミュー1020
8位 カシオ計算機 EX-Z100
9位 ソニー DSC‐T300
10位 松下電器産業 DMC‐TZ5
製品仕様などの詳細は、表の各型番をクリックして参照可能

色味を忠実に再現する「クリアライブ液晶」を採用したIXY DIGITAL 910 IS ※シルバー

売れ筋ランキング1位、2位に輝いたのは、キヤノンの「IXY DIGITAL 910 IS」と松下電器産業の「DMC‐FX35」。2007年9月に発売されたIXY DIGITAL 910 ISは、広角28mm相当の光学3.8倍ズームレンズと800万画素CCDを搭載するコンパクトデジタルカメラ。手ブレと被写体ブレに強い「ツイン-シェイク・ガード」や顔認識機能などを備えている。本体色はシルバーだが、レンズ周りのサークルカラーに、ブラックとシルバーの2色が用意されている(シルバーモデルは2008年2月より販売開始)。

「おまかせiAモード」がうれしいDMC‐FX35 ※グロスゴールド

有効画素数1010万画素のDMC‐FX35は、エリアごとに明暗を検出し、前景と背景の露出を近づける「暗部補正機能」や、夜景や風景、マクロなど5つのシーンを自動で認識する「おまかせiAモード」が特長。動き認識/光学式手ブレ補正/高感度モードという3つのブレ補正や音楽付きスライドショー機能も採用している。発売は2008年2月から開始されている。

デジカメ スーパーアドバイザー 松本章裕さん曰く「最近の売れ筋の価格帯は、2万円台後半~3万円台まで」。家電量販店の競争激化により、店頭販売価格は下がる一方だという

デジカメ スーパーアドバイザー 松本章裕さんによると、コンパクトデジタルカメラ選びでは"簡単にキレイに撮れる"ことを重要視する人が多く、「キヤノンのIXY DIGITAL 910 ISでは直感的な操作ができる『タッチホイール』が採用され、操作性が向上しているのも人気の理由ではないか」とのこと。同じく、松下製デジカメに採用されている「おまかせiAモード」も簡単操作という点で評価されているという。また、ブログ用などのニーズから新規購入するユーザーも多く、画素数よりも「手ブレ補正」などの機能を注目する人が増えてきているようだ。

また、4位となった「FX-F100FD」は特に男性から支持されているという。「高画質だという前評判を聞きつけて、この機種目当てで訪れる男性客も多い」(松本さん)というのだ。また10位に入った有効画素数910万画素のDMC‐TZ5は、若いママさん世代に人気。3月中旬に発売されたばかりのモデルだが、光学10倍ズームや高精細46.0万ドットの3.0型大画面などの要素で、"子ども撮り"したいママさんたちから発売開始以来注目されているという。本体カラーは、シルバー、ブラック、ブラウンの3色。

コンパクトデジタルカメラにおいては、ボディのカラーバリエーションが豊富な点も魅力のひとつといえるが、全国的にみてもシルバーが根強い人気をみせているという。しかし2位となったDMC‐FX35ではピンクやホワイトなど5色が用意される中、同店では"ゴールド"が飛ぶように売れているとのことだ。

次回は、デジタル一眼レフカメラのランキングをお届けする。