台湾VIA Technologiesは8日 (米国時間)、テキサス州オースチンで開催中の「Linux Foundation Collaboration Summit」の会場において、同社のオープンソースソフトウェアに関する戦略を発表した。近日中に専用のWebサイトをオープンし、さまざまな情報発信やソフトウェアの提供を行うことで、開発コミュニティの支援を図る。

同社は今月中に、公式サイト「VIA Linux Website」をオープン。このWebサイトでは、デバイスドライバや製品仕様書を提供するほか、デバイスドライバなどソフトウェアのソースコードを公開する。第1弾として、VIA CN700、CX700/M、CN896およびVIA VX800チップセットの情報提供を行い、公式フォーラムを設置する。今年後半には、その他の製品に関するサポートも提供される予定。

4月から翌月にかけては、VIAプラットフォーム上で2D / 3Dおよび動画再生のアクセラレーションを実現するための作業を、開発コミュニティと共同で行う。同社では開発コミュニティとの協力体制強化を図るため、Linuxカーネルや主要なLinuxディストリビューションに施された変更にキャッチアップできるよう、情報やソフトウェアを四半期ごとに更新することを予定している。

今回の発表にあたり同社コーポーレート・マーケティング部門担当副社長のRichard Brown氏は、オープンソースコミュニティの要求を満たす我々の行動の第一歩であり、今後もコミュニティとの協調体制を強化してVIAプロセッサプラットフォーム全体を通じ一貫したアプローチを行う、とコメントしている。