トヨタ自動車は、ミニバンのノアとボクシーの計約63万台に、ガソリンタンクに亀裂が発生し最悪の場合は燃料が漏れるおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出た。

ノア

ボクシー

対象車種は、平成13年11月7日から平成19年5月31日までに製造された形式名TA-AZR60G、CBA-AZR60G、DBA-AZR60G、TA-AZR60G(改)、CBA-AZR60G(改)、DBA-AZR60G(改)の6形式。対象車種は計62万8,239台と非常に多い。ただし、対象となるのは2輪駆動車のみ。

不具合は燃料タンクの取付方法が不適切なため、車体が大きくねじられるような路面を繰り返し走行すると、タンクの左後部取付ボルト部付近に応力が集中して亀裂が発生する場合があるというもの。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合燃料が漏れる恐れがあるという。改善は、燃料タンク左後部の取付ボルトを取り外して異音防止用の緩衝材を取り付けるというもの。同時に燃料タンクも点検し、亀裂のあるものは新品のタンクと交換する。なお、改善を実施した車両には、運転手席側ドア開口部のドアストライカー付近のNo.2080のステッカーを貼り付ける。