JTBはこのほど、ゴールデンウィーク(4月25日~5月5日の11日間)に1泊以上の旅行に出かける人の旅行動向をまとめた。同調査は、1,200人から回答を得た旅行動向アンケート、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向から推計したものとなる。
調査結果によると、出発予定日を「5月3日」とした人が37.3%と突出。2007年は旅行者の集中がゴールデンウィークの前半の4月28日が14.8%、後半の5月3日が26.4%と2極化が見られたが、2008年は曜日配列の関係で後半4連休に旅行者が集中すると予測される。
国内旅行の動向を見ると1泊~3泊の旅行が中心で、特に5月3日と4日は国内の観光地には人気が殺到している。特に予約状況から見て、東京ディズニーリゾートや沖縄は超満員となる見込みだ。一方海外旅行では、3日~5日出発分において多くの方面で前年を上回る見通しだ。特にパッケージツアーの旅行代金が通常時期並みに下がる4日と5日の出発が好調で、連休後に数日休みを取って海外旅行に出かける旅行者が少なくないようだ。
連休中の旅行における支出については、増加する傾向が高まっていることがわかった。「1人あたりの旅行費用」を調査したところ、「2万円未満」は前年と変わらなかったが、「2万円以上5万円未満」の比率は増え、せっかくに旅行に出かけるのだから支出を抑えず楽しみたいという意欲が読み取れる結果となった。同社の国内宿泊販売状況を見ても、有名温泉地やリゾートホテルは高額宿泊施設から順に予約が入っているとしている。