トイレ用品の販売を行う、クリーンネットサービス(大阪市阿倍野区)はこのほど「トイレットペーパーの消費量に関する意識調査」を実施し、トイレットペーパーに関するユーザー意識を探った。

調査対象は全国8~79歳の2,126人。同社が運営するウェブサイト「もっと! トイレットペーパー」上で、2008年2月中の約20日間にわたってアンケートを行った。なお、今回の調査では、正確な数値ではなく、ユーザーの感覚に任せた大まかな数値をうかがったとしている。

調査結果によると、1人当たりのトイレットペーパー使用量(1カ月当たり)は1人平均3.3ロール、1世帯当たりでは平均10.2ロールという結果となった。同社は「一般的な統計では、日本人1人あたりの平均では4ロール。これにくらべて1人当たり3.3ロールという結果をどうとらえるか。トイレットペーパーの値上がりを受けて節約モードなのか、もしくは意識的には『そんなに使っていないつもり』なのか……」と疑問を呈する。

県別で見ると、使用量トップは沖縄県で1人あたり6.19ロール。2位は青森県で5.36ロールという結果に。使用量が一番少なかったのは、大分県で1.50ロールだった。

一方、トイレットペーパーの値上がりにより、トイレットペーパーを「節約している」と答えた人は「節約していない」と答えた人よりも約8ポイント低い、27.61%にとどまった。環境問題への高まりや値上がりを受けて、節約を考える声も多い反面、「高くなりましたよね。でも毎日使うものだから……。安いだけでは決められない」「トイレットペーパーくらい贅沢に使いたいとおもっています」など、あえて質にこだわるという声も多かった。

その他の結果は、同社の「トイレットペーパーの消費量に関する意識調査」にて掲載されている。なお、この意識調査は隔月で実施し、4月のアンケートテーマは「トイレットペーパーと県民性」が予定されている。