ブラザー、キヤノン、デル、エプソン、日本HP、およびレックスマークのプリンタメーカー6社と日本郵政グループは8日、全国の主要な郵便局3,638局において、家庭用プリンタの使用済みインクカートリッジの共同回収を行う「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を開始した。
各プリンタメーカーは、量販店窓口などで独自に使用済みインクカートリッジの個別回収に取り組んでいるものの、大半の使用済みインクカートリッジが家庭からの一般ゴミとして捨てられており、使用済みインクカートリッジの再資源化が進んでいないのが現状だ。同プロジェクトは、ユーザーの利便性と使用済みインクカートリッジの回収率向上を目的として、全国の郵便局に設置された回収箱で各プリンタメーカーの使用済みインクカートリッジを共同回収するというもの。回収されたインクカートリッジは、ゆうパックで仕分け作業所に送られ、仕分け作業所で各社別に仕訳されたのちに各社に送られ、再資源化が行われる。
プリンタメーカー6社では、効率的な回収スキームを構築することで使用済みインクカートリッジ回収量の拡大と安定した回収活動の持続性が見込めるとしている。