メルセデス・ベンツ日本は、「メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン」を7年ぶりにフルモデルチェンジし、発売を開始した。ボディサイズは従来モデル比で、全長+50mm、ホイールベース+45mm、全幅を+40mmアップして室内を広げた。
ラインナップは、従来より出力を向上した1.8直列4気筒スーパーチャージャーエンジン搭載の「C 200 コンプレッサー ステーションワゴン」「同エレガンス」「同アバンギャルド」と、2.5L V6エンジン搭載の「C 250 ステーションワゴン エレガンス」「同アバンギャルド」に加え、6.3L V8エンジン搭載のトップパフォーマンスモデル「C 63 AMGステーションワゴン」も用意される。ステアリングは全て右ハンドル。価格は453万円~1050万円。
ラゲッジルームはクラス最大レベルの1,465Lで、2:1分割可倒式リアシートを備える。走行性能では、2007年6月に発売されたCクラスセダンと同様、「AGILITY CONTROL」を採用したサスペンションや高剛性ボディを採用した。
アバンギャルドは、フロントグリルにスリーポインテッドスターを配し、黒色ウッドパネルなど内装をスポーティにしたモデル。エレガンスはボンネット上にスリーポインテッドスターを配し、茶色のウッドパネルなどを採用している。
安全面では、8個のエアバッグや、NECK PROアクティブヘッドレスト、横滑り防止機構「ESP」、ブレーキアシスト、危険な状況を察知し乗員保護の措置をとるPRE-SAFEなどを備えている。そのほか、HDDナビ、オーディオ、ビジュアルをリンクした「COMANDシステム」や、バック時に後方の映像と車両の予測進路ラインをディスプレイに表示するパーキングアシストリアビューカメラを全車に標準装備した。
「C 63 AMG ステーションワゴン」は、Cクラスス テーションワゴンのトップパフォーマンスモデル。最大出力457PS(336kW)、最大トルク600N・mを発生する6.3LV8エンジンと、シフトダウン時に自動スロットルブリッピング機能を持つAMG スピードシフトプラス付7G-TRONICトランスミッションを搭載する。エクステリアにはワイドフロントフェンダーを備えるほか、インテリアにはセミバケットタイプのスポーツシートや、専用デザインステアリング、専用設計サスペンションと強化ブレーキなどを備え、スポーツカーに匹敵する運動性を発揮するという。