ニュージーランド貿易経済促進庁はこのほど、千葉・美浜区の幕張メッセで開催された食品と飲料の専門展示会「FOODEX 2008」に出展をした。ニュージーランドパビリオン内では様々なニュージーランド産食材や製品が展示されていたが、中でも注目はオリバード社の「エキストラバージンアボカドオイル」(1,890円)。"世界のミクニ"こと三國清三シェフも大絶賛するオイルなのだ。
アボカドオイル。その名の通り、アボカドからつくられるオイルのことなのだが、もう少し詳しく説明しよう。エキストラバージンアボカドオイルは、ニュージーランド産アボカド果実100%の一番搾り油。悪玉コレステロールを下げる働きのあるオレイン酸や、抗酸化作用の強いビタミンEが豊富に含まれているという。さらには、コレステロールの体内吸収を防ぐ植物ステロールも多く含有しており、その量はオリーブオイルの約3倍とのことだ。アボカドの使用量は、1本(250ml)あたり25~30個程度。なんとも贅沢! 味はというとまったり感はあるが、オリーブオイルに時々感じられるような青臭さはない。クセがなく、様々な食材に合いそうな印象を受けた。
そんなアボカドオイルに、世界各国のシェフも注目している。イギリスのスターシェフであるジェイミー・オリバー氏、同じくイギリスのピーター・ゴードン氏、ニュージーランドの有名シェフ、マーティン・ボズリー氏……。そして、日本を代表するフレンチシェフである三國清三氏もこのオイルを愛用し、東京・四谷の「オテル・ドゥ・ミクニ」をはじめ、各店舗で利用している。そこで、FOODEXのニュージーランドパビリオンを訪れた三國シェフにエキストラバージンアボカドオイル導入のきっかけを聞くと、「イタリアンにはオリーブオイルというイタリア料理ならではのオイルがあるでしょ? フレンチにもそういうオイルが欲しくてね。それで、5年ほど前から『エキストラバージンアボカドオイル』を使うようになったんだ」。
同オイルと料理との相性について質問すると、「サラダ、魚貝、肉類、さらにはデザートといった具合に、これがどんな料理にでも合うんだよ。醤油と同じで万能の調味料だね」。基本的に三國氏は、このオイルを加熱せずに使うという。ということは、家庭で使う際にもドレッシングやソースの代わりに手軽に使用できるということ。家庭料理も取り入れやすい調味料なのだ。
"世界のミクニ"が絶賛するニュージーランド産アボカドオイル。しかしニュージーランドにはまだまだ他にも良質な食材がある。次ページでは、アボカドオイル以外の食材について紹介していくとしよう。