米AppleのiTunes Storeが、米Wal-Martを抜いて米音楽小売り1位の座を獲得した。NPD Groupが米国の13歳以上を対象に行っている音楽購入動向調査MusicWatchで明らかになった。2003年4月28日のiTunes Music Storeのオープンから約5年、デジタル音楽ストアの開拓者がついにトップに上りつめた。
iTunes Storeは2008年1月に販売曲数で1位になり、2月もその位置を維持している。なお1月のランキングは、2位Wal-Mart、3位Best Buy、4位Amazon、5位Targetと続く。Appleは昨年9月にiPodの新製品群を投入、07年のホリデーシーズンも順調に売上げを伸ばし、その勢いでiTunes Storeは2007年に第2位の音楽小売りとなった。1~2月はポータブル音楽プレーヤーの販売が鈍る時期だが、その影響を受けずにiTunes Storeが1位を獲得したのは、デジタル音楽販売の定着とCD販売の縮小を印象づけるものだ。