Intelの開発者向けイベント「Intel Developer Forum(IDF)」が2日より、中国・上海にて開催される。会期は3日までの2日間。前日の1日には、プレス向けのブリーフィングも開催されている。

IDF会場の「Shanghai International Convention Center」

このあたりのランドマークといえる「東方明珠塔」

昨年の開催地である北京もオリンピックを控えて建設ラッシュに沸いていたが、ここ上海も2010年の万博開催に向けて盛り上がっている感じだ。IDF会場の「Shanghai International Convention Center(上海国際会議中心)」は都市開発が進む浦東地区にあり、付近には建設中のビルが多数見られる。

あちこちに万博のマスコットが。「海宝」という名前らしい

今回のIDFの注目ポイントは、Intelの次世代プロセッサ「Nehalem」(コードネーム)のより詳細な情報が明らかになることだ。同社の"Tick-Tock"戦略では、今年はアーキテクチャが新しくなる"Tock"にあたる。先月17日(米現地時間)に開催されたプレス向けブリーフィングでその一端が明らかにされているが、どういった説明があるのか見物だ。

注目はNehalemのハズなのだが、デカデカと出ているダイはどう見ても現行のクワッドコア

またASUSの「Eee PC」が大ブレイクしたこともあり、昨今は低価格PCにも注目が集まっている。Intelは低価格ノートPCを「Netbook」、低価格デスクトップPCを「Nettop」と位置付け、注力していく姿勢を見せているが、会場にはNetbook/Nettopのブースが設けられており、どんな製品が出てくるかも注目だ。

会場3FにはNetbook/Nettopのブース。夕方には実際に展示もあったのだが、それは別記事でお伝えしたい

初日のキーノートスピーチは9時(現地時間)から。Patrick Gelsinger氏が「Petaflops to Milliwatts」、Dadi Perlmutter氏が「Going Mobile is Getting Personal」、Anand Chandrasekher氏が「Enabling the Best Internet Experience in your Pocket」と題して、それぞれ講演を行う予定。マイコミジャーナルでは随時情報を更新していく。